まわり地蔵
【まわり地蔵】
狛江市泉龍寺にある延命子安地蔵尊は、江戸中期から昭和19年頃まで「まわり地蔵」と呼ばれ、都内各地や遠方では埼玉までと広範囲に渡る講中の家々を巡行していたそうです。
厨子に入れられた背負子(しょいこ)で背負われたり、それに代わる大八車(だいはちぐるま)に似た小型の黒塗の車などでの、ほぼひと月あまりの巡行と、かつての時代からすると結構な長旅だったのではと推察します。
旅先では信者の家をお宿とし、
子どもの健やかな成長を願う家や子どもが授かるのを願う家が担い、一夜限りで次のお宿へと向かうとか。
ふた晩泊まるとお地蔵さまが泣くとの言い伝えがあるそうなのです。
古くからの歴史と伝承を重んじ、今に伝えられ後世にも受け継がれていく事の大切さを、お地蔵様のお優しいお顔を見ていると実感致します。
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