夢とか目標とかなくても大丈夫だった
小学生の時、「将来の夢」という作文を書いた(書かされた)ような気がするが、内容は全く覚えていない。
あえて人前で発表できるような、かっこいい「夢」とか「目標」なんてなかったから、先生や親が喜びそうなことを適当に書いただけに違いない。
未来を想像しようにも自分のやりたいことなんて、この歳になってもよく分からない。
10代から40代にかけて、あーしたい、こーしたいと思うことはあった。
(高校生時代)
大人になったら結婚して子どもを産むのが当たり前。子どもの運動会で親子リレーに出場して、元陸上短距離選手の圧倒的な実力を見せつけて1位を取ってやるんだ。
(新卒~正社員、派遣社員時代)
漠然を仕事だけをこなす毎日が不安。老後の生活に困らないよう、転職に役立つ資格を取って、少しでも収入を上げて貯金を殖やしておかなくちゃ。
(結婚する時)
フ~ッ、やっと永久就職できた!これで仕事をやめても第3号被保険者になれるよね、うふふ。
(夫の海外駐在に帯同するため、日本を出る時)
生まれ変わったつもりで第二の人生を始めるぞ。英語だってペラペラになってやるんだから!
明確な夢があるのはいいことだと思う。モチベーションを保てたり、生活に張りが出たり、人生の満足度が上がるだろう。
そして、それは夢がなくても可能だ。私は夢がなくてもそれなりに楽しく生きてきたし、今日までの人生におおむね満足している。
(来年に還暦を迎える予定の現在)
50歳からパート職員
時々、高齢の親の世話
子はいないが、大好きな夫がいる
夫婦ともに生活に支障をきたす病気なし
私にとっての最優先事項は、自分のこころが安心できて、緊張しないで息ができる空間でパートナーと生きること。
子なしは想像していなかったが 「未来=今」 は、決して悪くない。
これから先のことは分からないけど、これまでどおり、その時々で一番だと思う決断をしながら、日々を大切に生きていく。
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