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「ごちそうさま」の力

私は料理が嫌いだ。
家事の中で一番面倒くさい。

毎日の食事の支度は私のストレスであり、確実に寿命をちぢめている。
しかし、食べないとその寿命をまっとうできないので、仕方なく料理をする。
それがまた寿命をちぢめるという負のループだ。

いっそのこと全て外食や弁当・惣菜・レトルト食品にする手もあるが、そのような勇気も金銭的余裕もない。

なので、いかにストレスなく料理をするか、方法を考えてきた。

まず朝食。
これは年中同じメニューにしている。
・ご飯
・納豆
・豆腐とわかめの味噌汁

毎朝同じものを準備することでそれが習慣化され、今ではほとんどストレスを感じない。

次に昼食。
これは夫は社食、私は弁当業者を利用するため、作る必要がない。
ありがたい、のひと言につきる。

最後に最大の難関である夕食。
以前、2年ほどフルタイムで働いた時に利用を始めた夕食材料の宅配サービスを、パートタイムに戻った今でも引き続き利用している。
献立を考える、食材の買い出しに行く、といった工程を省くことでストレスを減らしている。

配達してもらう分のコストはかかるが、そこはトレードオフだ。

時短メニューを選択すると、あらかじめ加工された状態のものをチンしたり、焼いたり、ほかの野菜と炒めるだけで立派なおかずが出来上がる。
最後は自分で火をいれて完成させるので、(手抜き料理じゃね?的な)罪悪感よりも(ちゃんと料理しましたぜ的な)達成感が、かろうじて上回る。

そして、ここが一番大きいところ。
夫は必ず「いただきます」と「ごちそうさまでした」を言う。

ごくごく当たり前のことかもしれないが、(思っていても)言わない男性は多いのではなかろうか。
(私の父親は言わない人だった)

夫のこの言葉を聞くたびに私は報われた気分になれる。
そして、また頑張って料理しよう、と思える。

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めい@アラカン女子
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