ひつじ、ひこばえ
メェーとは鳴きませんが、刈り取られた稲株から生えてきたものは「ひつじ」や「ひこばえ」と呼ばれます(学術的には「再生稲」と呼ばれています)。熱帯地域ではこのひつじから再度収穫できるようですが、温帯地域では収穫量が少ないなど採算が合わないようです。
イネの起源は長江の上流域とされていますが、イネの祖先は、当地では、元々多年生(毎年実をつける)植物だったようです。多年生植物は株分け(タネを蒔くのではなく植物体を分けて植え直す)でも増やせるので、それが田植えの起源になったともされています。ひつじはイネの野生な一面なのかもしれません。(ま)