コロナ騒動、一番大きな影響を受けるのは?
2020.04.29(水)20:00~
ZOOMオンライン飲み会
~コロナ騒動、一番大きな影響を受けるのは?~
☆参加メンバー
村本大輔さん(ウーマンラッシュアワー)
藤原ひろのぶさん(NGO GOODEARTH代表)
鎌田安里紗さん(エシカルファッションプランナー・モデル)
赤澤えるさん(LEBECCA boutiqueディレクター)
一言で「衝撃」だった。
今までに見てこなかった空間がそこにはあった。
私はえるさんがトークイベントをやるからと軽い気持ちで参加してしまって申し訳ない気持ちになった。
(電波が悪く途切れ途切れできいていたため、話している内容と違うところがあるかもしれません)
藤原ひろのぶさんが食事支援をしているバングラデシュのお話が中心でした。
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バングラデシュは繊維産業が活発で、
8割以上が繊維の商品を取り扱っている。
コロナウイルスの影響により、国を支える産業がピンチに陥っている状態。
だが、こんな中でも繊維工場が再開してきているとのこと。
命がけで働いている。
それは、ウイルスよりも貧困の問題が大きいからだ。
バングラデシュ平均賃金1ヵ月:7,000円
家賃:4,000円
お米50㎏:3,000円
食べていくことが非常に困難な状況。
鎌田ありささんが話してくださった
2013年1,000名以上がなくなった縫製工場ラナ・プラザの事故。
この事故が起きたのもバングラディッシュだ。
ビルに”ひび”が入っていることを知っていたのに、
ミシンを扱ったら倒壊するかもしれないことがわかっていたのに、
工場は稼働した。
なぜならば、働かないと収入がなくなってしまうから。
この時に責められたのは、「工場長」だったそう。
しかし、本当にそうなのか。
工場長はブランドの納期にあわせて作らないと、働いている人たちに
お給料が支払えない。
では、発注しているブランドが悪いのか。
ブランドは私たち消費者のことを考えて発注をしている。
では、私たち消費者が悪いのか・・・。
誰が悪いということを決められるものではないが、
ぐるぐると回っているこの構造。
この構造を作っているのは、全員。
全員が加害者なのだということ。
私たちが安い服を着れているのは、
必死に生産してくれている人たちのおかげなのに、
私たちは「感謝」を忘れている。
私たちは、「もらっている」のに、
私たちは「労働よりもお金を持っている人の方が上だ」と思ってしまっている。
恩を受けっぱなし。
「ありがとう」と「ありがとう」なのに、私たちは感謝ができていない。
また、「寄付」に関しても同じことが言える。
ギニアに寄付されたものはゴミになっているという事実。
ギニアの人たちも「自分の着たい服は自分で選びたい」ということ。
私たちは寄付=良いことだと思って、
「服を送ればOK」という感覚でいてしまっている。
いらない服を送ったところで相手もいらない服なのだ。
日本国内でも同じようなことが・・・。
気仙沼でのある出来事。
お酒の販売時に「買ってもらっているだけありがたいんだから安くしろ」という言葉。
「やってあげている」という上から目線でいるのは間違っている。
そして現在、コロナウイルスの影響を言い訳に、
既に発注していたものをキャンセルしたり、受け取らなかったりということがおこなわれている。
コロナウイルスは直接的な問題だけでなく、間接的な問題や被害を生み出しているのだ。
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今回のZOOMオンライン飲み会の参加費は、
バングラデシュの食事支援にあてられるとのこと。
300名近くの参加者で51万円集まり、
400家族の2週間分の食事を買えるそう。
すごい。
私たちがこういう風に可愛い服を着ることができているのは、
作ってくれている人たちがいるから。
この世界にはまだまだ自分が知らない問題がたくさんある。
自分たちが加害者の1人ということを理解して、
見て見ぬふりじゃなくて、きちんと見て、知って、考えて、
自分ができることをやること。
今回、参加することで少しでも支援をすることが出来た。
今後も「ありがとう」の気持ちを胸に、
自分ができることを少しでもやっていく。
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