みんながツナがる #1
教学教化部会
教学教化部会では、法要に先立っての教化事業を担当します。現在は様々なアイデアを出している段階です。今後はそれらを絞り込み、企画立案につなげられるよう、より具体的に検討を重ねていきます。それぞれのアイデアを検討するために先日は、「名古屋別院暮らしの朝市」を見学に行ってきました。スタッフの方々にお話を伺うこともでき、実際に開催するならばどのように進めていけばよいのか具体的なイメージを持つことができたように思います。また来年2月14日には、終活について学ぶため「教化事業構築のための学習会」を開催します。この学習会は、東京の真宗会館が編集した「エンディングノート」を使い、住職と一緒に「法名」を考えられる事業を検討するにあたり、まずは私たちが学ばなければ、という思いで開催いたします。公開学習会ですので、どなたでもご参加いただけます。「終活」や住職(門徒)と一緒に考える法名に関心をお持ちの方はぜひご参加ください。
(いなべ市 覺通寺 三浦 統)
参拝儀式部会
「三重教区・桑名別院宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」について、参拝儀式部会では、教区内全ヵ寺が参画できる法要を目指して話し合いを重ねています。僧侶目線でなく、ご門徒の皆さんにとっての慶讃法要とするため、これまで参拝するご縁に遇うことができなかった方々にお参りいただけるよう、意見を出し合っています。ご参拝される方々に法要の内容をわかりやすく説明する時間を設けたり、ご門徒も一般の方々も僧侶とともにお勤めに参加できる法要にしていきたいと思っています。それを実現するために、どのような法要にするのかという話し合いの過程において、教区内の僧侶と門徒の思いがそれぞれであることを改めて気づかされています。それを互いに理解することは簡単ではありませんが、今回の慶讃法要の願いを教区の皆さんで共有できる慶讃法要になるよう、丁寧に話し合いを進めていきたいと思います。
(四日市市 信光寺 高木 彩)
広報部会
広報部会では、慶讃事業の広報を担当します。部会メンバーによるワークショップでは、慶讃テーマ「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」から、「いのちって何?」というコンセプトを共有しながら作業にあたっています。一人でも多くの僧侶・門徒に慶讃事業をお知らせし、事業参画・法要参拝といったアクションにつながる広報、また、お寺や仏教にこれまで関わりのなかった方々に対して、慶讃事業をとおしてお寺と仏教、そして真宗の教えにふれていただくきっかけとなるような発信を行っていきたいと思います。今後、「慶讃ニュース」をはじめ、ポスター・チラシなどの広報物を制作し、211の寺院とご門徒の皆さんにお届けするとともに、それら制作物が直接行き届かないお子さまやお孫さま、また一般の方々にもパソコンやスマホで情報を受け取っていただけるような発信を行っていきます。
(伊勢市 常照寺 米澤典之)
教化機構検討部会
2026年春の慶讃法要を機縁に、211ヵ寺のそれぞれのお寺に縁のある私たち一人ひとりが、主体的に参画できる機構を検討します。機構は、諸部分が互いに関連して働く仕組み、北勢と中勢と南勢、11の組、211のお寺、三重全域の人同士が相互に情報交換でき、各種団体と委員会・部会がツナがる相互関係を軸に、現・広報部会、教学教化部会、参拝儀式部会の取り組みをベースとして教区全体の事業運営を考えていきます。教区の今後の方向性に関わるこの部会の構成員は、男女、僧侶門徒、役職、年代など教区全体の構成員の比率と比例するよう多様なメンバー構成を意識しており、アンケートの意見等、今後も教区全体の声を重視しながら進めていきます。また、特別伝道「特伝」を中心とした同朋会運動の理念に依る「共同教化」を、全ての「教区事業」の基盤とし、特伝協議会、別院と連携しながら機構編成を図っていきます。
(四日市市 常願寺 中川和子)
※本内容は三重教区桑名別院宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年立教開宗八百年慶讃事業広報紙「慶讃ニュース―ツナがる211」Vol.1の転載です。