いのちツナがる―211,#1
「慶讃ニュース-ツナがる211-」第1号をお届けします。「211って何だ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
京都の東本願寺を本山とする真宗大谷派のお寺は三重県に211ヵ寺あります。
1ヵ寺1ヵ寺のお寺には、お一人おひとりの僧侶と門徒のツナがりがあります。その211ヵ寺の僧侶と門徒がツナがる慶讃事業によって、これまでお寺とご縁のなかったお一人とも新たにツナがるイメージを表現しました。
ツナがりは、過去(先祖)から流れ、未来(子孫)へと流れる「たて」のツナがりがあります。そして現在(いま)をともに生きる「ヨコ」のツナがりがあります。その立体的なツナがりのなかに「私」がここに存在している。
ツナがりは、ときに私を縛り、窮屈に思うこともあるかもしれません。「ツナがる211」は、未来への新たなツナがりを意識するものですが、決して「ツナがってください」というお願いではありません。「ツナがりましょう」と連帯を呼びかけるのでもありません。バラバラだと思っていたことが実はツナがってきたこと、それが何によってツナがっているのか、そんないのちのツナがりを共有すべく、慶讃事業の情報をお届けしていきたいと思います。
(慶讃事業推進委員会 広報部会)
※本内容は三重教区桑名別院宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年立教開宗八百年慶讃事業広報紙「慶讃ニュース―ツナがる211」Vol.1のコラムの転載です。