自殺意
蝉が死を迎え 月が長くなり始めた
自分に殺意が湧くことはあるだろうか
己を醜く殺してしまいたくなる
自分の思い描いた自分とは違う自分な今
私は何を思うのだろう
表の仮面を付け嘘の笑顔をしている自分に
一体何を言う資格があるのだろう
心の中で最愛なものが無くなった音がした
空いた穴はとても綺麗とは言えない形
不格好でまるで死神に抉り取られたような形
そこに天使の魂を入れてくれる人は現れるのでしょうか
思い出の色は赤黒い血の色をしていた
絡まった心を解いて
嫌いな最愛なものを想う
心を殺し自分を閉じる
詰まりに詰まった気持ちを何処にやればいいのだろう
大嫌いな貴方大嫌いになってしまった貴方
嘘をつきながら涙が流れる
最愛な貴方 大切な貴方
だから今日私は貴方に初めて嘘をついた
もう大丈夫 幸せになって
嘘つき 自分