アナグラム詩: マリーゴールドにふれなば(+アナグラム歌会中継①)
マリーゴールドにふれなば
(9リフレイン)
船荷(ふなに)は、針と粉
マルコ「ゴールドに張れ。」
マリー、床(とこ)はなれ
マルコ、コルトに触れ、戸に
マリー「ふふふふ、なに?」
「ゴドーになれ。」
止まる、マリー
マリーゴールド 踏まれ
花には 不慣れ
春になれば るり
るりに取りこまれ 花ふれり
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「アナグラム歌会」に、たくさんご参加いただき、ありがとうございます!
今日は、つるさんの「花あそび」の1行から、マフィア風イタリア人カップルを書いてみました。原作は、ほのぼのとやさしい詩の花束(全然ちがうイメージに展開させて、すみません…!)。
この作品の「マリーゴールド」にはっとしました。自由に加除できる「ー(長音)」。私も、カッコや長音を使って書いてみよう!と思って作ったのが、上のアナグラム詩です。
そこに投げ込まれた、数理落語家 自然対数乃亭吟遊さんの「18禁」。
アナグラムを「縛り」で解く大人のかぞえ歌。「」や()や?の使い方が、たまらない!!きっと、やすこ納言も飛びついてくれそうです。笑
アナグラム歌会の最初の作品は、言葉の箱庭さんが飾ってくださいました。これを読んで、「もう勝負は決まってしまった…」と思っていたんです。
「詩(なつを…)」は、春夏秋冬を夏から読み込んだ傑作。「廻(けふも…)」は無常観をたたえています。
しかし、わからなくなってきました。
いつも端正な詩を書かれるはっくーさんの「一夜の永遠」。絵画のように美しい作品です。どなたか、この詩に絵や写真をつけて【ぼーろ中将 部門】に応募されませんか??
あるさんの「紫煙」。タイトルの「眩むなあ」がアナグラムのアナグラム!!しびれました。カッコいい!! そして、あるさんの才能に目が眩みます。笑
穂音(ほのん)さんからは、お犬さまを詠んだ「眠り」と「夕日わろた」の2編をいただきました。作品にも、寄せていただいた文にも、ふくよかな古典の香りが漂います。
【みえる式部 部門】も、投稿をいただきました! 前述のはっくーさんと、ぺくみさんの2作品。
たった7文字から目に浮かぶような情景をつくりだすはっくーさん。字数は少ない方が、言えることが少ないので難しいんです。制限の中でひとつの情景を描いてしまう手腕、さすがです。
日頃、詩は書かないというぺくみさん。思い入れのある一文だからこそ広がる、大切な「たからもの」を見せてもらった気がします。(お題になった、ねむの木のレターパッドはこちら。)
そして【ぼーろ中将 部門】には、巨星が降臨!
秋谷りんこさんのアナグラム創作。めちゃくちゃ面白い!【ぼーろ中将 部門】がいきなり沸き立ってしまいました。
これまで「アナグラム講評」を対象としていましたが、絵や小説も含めた「アナグラム創作」まで枠を広げたいと思います。
りんこさんの壁を超えるのは大変ですが、きっと、数理落語家 自然対数乃亭吟遊さんがアナグラム落語を書いてくれるに違いない!と期待しています。笑
以上、アナグラム歌会の中継は、1日おきに投稿する予定です(全ての作品を紹介できなかったらすみません…)。
あいだの日はいつもの詩を書きますので、よかったら見にきてくださいね。
「アナグラム歌会」への投稿、お待ちしています。