詩: 防波堤

痛みや悲しみがたとえ
流れ込んでくるとしても
自分の心を保てるよう
防波堤をつくる

つまり
見ないこと
聞かないこと
そして話さないこと

わたしは背中を向けていたい
テレビもSNSもオフにして
どんな教訓も共感も引き出さず
愚かで無知なままでいたい

音のしない静けさの中で
じっとしていたい
それがわたしの感じたこと
そして今も感じていること




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