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#16 2025 アドバンス助産師にチャレンジ&子どもまんなかコミュニティづくり

助産師のHiroです。久しぶりのnote更新。
昨年に引き続き、母親アップデートコミュニティ(HUC)『6周年祭カウントダウンカレンダー』企画に参加しています。
2024年を振り返り、新しい2025年に向けたいまの気持ちをみつめてみようと思います。

私の夢は「助産院&看取りステーション」を開くこと。
命の始まりと終わりに、
自分らしくその人らしくいられる、
そんな場所をつくりたい。

いまは地域の総合病院で助産師として働いているけれど、
将来の夢をかなえるための大切な準備期間。

そのために、毎日わくわくしながら、今の場所でやれることをやり尽くす。
未来のためにやりたいことに挑戦する。
技を磨いたり、仲間をつくったり。
そんな想いで過ごした2024年は、
夢に向かって人生が劇的に動いているのを実感する一年でした。

助産師が集う「学び合いの会」

開業助産師を本格的に目指し始めた2年前、
自宅分娩を取り扱う大先輩から技や知恵を学ぶ「お産塾」に参加。
今年はその仲間たちが「学び合いの会」を開いてくれている。

「学び合いの会」に参加するまでは
開業助産師になるといっても「お産の取り扱い」はできないと思っていた。
近くに嘱託医を受けてくれる病院はなさそうだし、
お産のサポートをしてくれるスタッフはみつからないだろうし、
自分の力量にも自信がないし。
自宅分娩をやりたいけど
だって、どうせ、でも・・・
できない理由は次から次へとわいてくる。

「学び合いの会」に参加して、そんな気持ちが百八十度変わった!

自宅分娩をやっている先輩助産師の経験談を聞き、
仲間の一人が年明けから自宅分娩を取り扱う準備を進めている。
制度のこと、資金のこと、具体的なタイムスケジュール、
仲間がみんなで協力しあって挑戦を応援して
私の一歩先を歩いて道を示してくれている。

「開業助産師になる!」と言い続けていたら
色んなご縁がつながって
お産のサポートに入るよと言ってくれる人が何人も現れ
閉院するクリニックの先生からお産の機材をもらえることになり
いま勤務している病院の先生からはマンツーマンで
胎児エコーやお産の技術をみっちり教えてもらい
私もやれる!と思えるようになってきた。

やっぱり最期はおうちがいい

「看取り士になりたい」という夢も語り続けていたら、
今春に身近な知人が死の病にかかり、
看取りをサポートすることになった。
自宅で家族に見守られながら最期の時を迎える、
そのお手伝いをさせてもらって、
改めて病院での最期との違いを実感する出来事だった。

訪問看護師としてではなく看取り士として、
病院や在宅療養チームとは別の立ち位置で
患者と家族をサポートしたい。

そんなことが仕事として成り立つのかと不安もあるけれど
色んな制度の枠をこえて患者さんや家族に必要なケアを提供できる、
そんな仕組みを作り上げたい。

お産を語る会から広がるコミュニティ

今年のテーマは、「命を語れる場所をつくる」だった。

助産師になって医療者になって11年間、特にここ数年はコロナの大流行があって、医療の現場においても社会においても、「命」との向き合い方がゆがめられているのではないかと感じている。
私が助産師として、医療者として、大切にしたいのは「命をただ救う」ことではなくて、「命を語れる場所をつくる」こと。
患者も家族も医療者も、命の現場にいる人たちみんなが、心や感情を押し殺さずに命の在り方を話し合える場所をつくること。

みんなにやりたいことを語りまくっている中で、
賛同してくれる仲間がたくさんできて「お産を語る会」も開催できた。

「お産を語る会」は上のnoteの会を含め2回開催、
またリクエストされて「パパたちのお産を語る会」も開くことができた。
その会の話の中で、映画の自主上映会や、読書会、子育てコミュニティを作ろうなどと盛り上がり、いろんなプロジェクトが動き出している。

私の職場は地域の総合病院なので、
これまで公務員として色んな活動をすることを自粛していた。

今回色んなプロジェクトをやりたくて職場と話し合い、
活動することを公式に認めてもらうことができた!
自分の中に勝手に作っていた「公務員の壁」を崩す
大きな変化の一年になった。

2025年 アドバンス助産師にチャレンジ&子どもまんなかコミュニティづくり

助産師になって12年目、先日99例目の赤ちゃんを取り上げることができた。
出生数が少ないので、ほんとに1例、1例を大切にかかわってきた。
一つの節目として、来年度はアドバンス助産師にチャレンジしたい。

そしてお産を語る会、映画の自主上映会など、
たくさんの仲間を大切にしながら
進行中のプロジェクトをどんどん実現させて、
子どもまんなかコミュニティを地域でつくりたい。

一人じゃ難しいことでも、
私には今たくさんの仲間がいて、
みんながつながって、ひろがって
きっとすてきな未来が待っているって信じられる。

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