今、やることとは?
【AYA世代息子のALL闘病日記.71】
娑婆生活を謳歌した息子。
再びB2療法のため病院に戻りました。
今回の一時退院中は、プレドニン(副腎皮質ホルモン)を内服していたせいか凄まじい食欲だった。
家を出る前に体重を測ってみると、なんと退院時からプラス5kg!!
1日に5〜6食食べてたし、1回に食べる量もハンパなかった。
息子は今回初めて、ずっとガマンしていた「卵かけご飯」に挑戦。
退院前に、大好きなお寿司を食べに行っていいかと看護師さんに訊いたら「お腹痛くなってしんどいのは自分だからね」って案の定止められたらしいけど、
卵かけご飯は敢えて、看護師さんに訊かなかったと。
たぶん、止められても食べる気だったんだと思う。
「新しいたまごだったらきっと大丈夫!」って退院した足で、そのまま地鶏の焼き鳥屋さんで早速TKGしてた(^^;)
そしたら、そのあともお腹痛くならなかったのをいいことに、
夕方にはタガが外れてしまって、
スーパーで卵かけご飯用のたまごを買ってきて、醤油もうちで普段料理に使ってる大きなボトルからではなく、
息子が自分用として、お気に入りの醤油を新たに買い、
なんと、1日で4杯もTKGして食べてました。
お米も肉もあっという間になくなった。(^◇^;)
外食はコストコ、焼き鳥、焼肉、ハワイアンカフェでパンケーキ、ポテトにチキン(鶏肉好きやね)、たこ焼き、マック、ミスド、パン屋、ラーメン屋、うどん屋、スイーツ諸々食べたいものを全てコンプリートしたようです。
↑さぁ、食べたるでーーー!の図。(コナズカフェ)
食後にパンケーキも(((o(*゚▽゚*)o)))
見た目よりも意外と甘さが抑えられてます
治療の終わりが少しずつみえてきています。
息子はこの病気になってから自分が今置かれている状況やこれからのことを真剣に考える時間ができたと言っています。
この病気にならなければ、これからの事なんてこんなに真剣に考えなかったと思うと。
ただ、楽しく仕事して、休みには釣りに行ったりツーリングしたり好きなことして過ごす。
もちろん、それでいいんだろうけど、
もしかしたらそんな日常のことが「当たり前」になってしまっていたかも。
だけど、今はそんな毎日は「当たり前」ではないことがわかる。
だからこそ、今、できること
今、やりたいことをやる。
こうやって元気そうな写真をアップしてますが、
朝から起き抜けの貧血や、指先のしびれ、全身の筋肉痛と足の攣り、腰や背中の痛みはまだ続いてて、
現時点で、検査データ的には白血病細胞は出ていないと説明されても、
骨の痛みを感じるたびに、再発してるんじゃないかという不安を口にしています。
そう言いつつも、
骨の痛みは、きっと骨髄が新しい正常な細胞を造ってくれてる、血球が造られている時の痛みだと思う。
と良い方に捉えるようにしてる。
日々葛藤してる。
しかも、この不安は今後、折に触れて一生ついて回るのだと息子は言います。
息子、強いな。。。
今は、血液検査のデータを信じて、きっと寛解出来ると信じて進むしかない。
小さなことを気にしていたらキリがないので、
とにかく前を向いて、今できることをやる。
1日、1日を悔い無く過ごすこと。
さて、今日は何をしようかな?何食べたい?
って自分のカラダが何を欲しているのかを聞くことが少しずつ上手になってきているようです。
(欲するものが良いか悪いかは別にしてね^^;)
私も、今まで、仕事、仕事で人任せで子育てしてきた分、
息子とガッツリ向き合う時間を取り戻すのが、
私が今やるべきことなんだろうなーと感じています。
息子とゆっくり話す時間
同じ物を食べ、同じものを見て笑い、一緒に考える。
子どもと一緒にいる生活。
当たり前のことだけど、当たり前ではない。
とても大事な時間を過ごさせてもらっています。
さて、今日からまた抗がん剤が入ります。
大きな副作用が出ることなく、無事に乗り越えられた息子の姿をイメージして祈ります。
次へ続く。