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二重扉の向こうへ
【AYA世代息子のALL闘病日記.59】
お陰様で2週間弱の一時退院を無事に過ごせました〜。
寒かったけど、退院時は恒例のご縁ある紅葉八幡宮へお詣りに。
手水舎が彩り豊かなお花でキレイに整えられてました。
初入院時のお詣りの時は不安と神様に縋る想いでボロボロに泣いてしまったけど、
初発から3ヶ月が経った今、この病気の意味が少しずつみえてきた部分もあって、気持ちもずいぶん落ち着いてきました。
退院してからはほんとにおうちで大人しくほぼ毎日布団の中でゲームしてましたよ。
他にやる事は無いんかい?ってツッコミたいくらいずーっとゲーム。
だけど、点滴しながら終日ゲームをする。
これが今の息子の毎日のルーティーンだそうです。
息子の場合は指先の痺れの副作用が未だにとれず、ゲームをしてはいるものの、指先の感覚がなく実は不便らしい。
私が思うに、それは副作用ではなく、ゲームのしすぎで指紋が消えてなくなってしまっているせいではないかと。(-.-)y-., o O
せっかくたっぷりある時間なんだから、もっと今後のためになりそうなことに使えばいいのに。
って思うけど、誰かに言われると余計にやりたくなくなっちゃうことありますよね?
それで、子どもの頃のやる気を挫いてきた経験があるから、
「やる時は自分からやるでしょ〜。だから何にも言わない」って決めました。
そうするとね、
さすがに、息子は自分でももっと有効な時間の使い方があるよね〜って気付いてはいるようで、
職場復帰したあとに心電図をもっとしっかり読めるようになっておきたいとか、救急救命士の資格?をとるために勉強を始めようかなーとか呟いておりましたよ。
託された時間をどう使うかは自分次第。
どうか有効に使っておくれ。
退院してすぐは顔色も優れず、まだ貧血様の顔色をしておりましたが、再入院時には唇もピンク色に戻ってずいぶん顔色が良くなりました。
頭は潔く丸めましたが、徐々にまゆげも薄くなってしまったようでせっかくなので、キレイに整えて、アイブローペンシルで描いてみたら、なかなかイイ感じに。
13日の夜には、NHKの番組「エマージェンシーコール」https://www.nhk.jp/p/emergencycall/ts/M67V8QZ8LQ/(見逃し配信おわってます)
を正座して食い入るように観ていました。
テレビに向かってうんうんって頷いて納得したり、難しいよなーってつぶやく息子。
私も一緒に観ていて感じたけど、
改めて消防や救急の現場ってほんとに一筋縄ではいかない世界。
そんな世界に魅力とやりがいを感じ、消防士として働く自分に存在価値を見出している息子にとって、
消防や救急のお仕事は天職なんだろうなと感じます。
自分の心の奥底で求めていること、
魂が欲していること、
居心地がよいと感じる場所
何はともあれ、好きなこと。
は自分の魂のミッションなんだと思います。
魂の望む方向はたとえ困難な道のりに思えても、必ずその方向へ向かっていけるし宇宙はきっと応援してくれます。
自分のペースでいいから、カラダの声を聴き自分に向き合いながら、魂の望む方向へ向かってほしいと思います。
約12日間の娑婆生活を堪能し、
お決まりの大きなリュックを背負って再び二重扉の向こうへ入っていく息子の足取りは力強く感じました。
3クールめの治療。頑張れ、息子‼️
次回に続く。