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息子の城、引き払いました
【AYA世代息子のALL闘病日記.32】
今日、息子が就職して初めてひとり暮らしを始めた部屋を引き払いました。
消防学校卒業後入居して1年くらいしか経ってなかったけどね。
またひとり暮らし出来るようになるのがいつになるかわからないし、
この部屋を借りた当初、公共交通機関しか足がなかった息子は今や車もバイクも所有でき、
どんな場所にでも自由に通勤が可能になった。
交通手段を自由に選べるようになったので、駐車場代がそこそこする街中に住む必要もなくなった。
消防士というお仕事は、1当務24時間勤務したら5日お休みみたいに、まとまったお休みの時間が多いんですよね。
お休みの時はお友達とツーリングをしたり、先輩方と釣りに行ったり休暇を謳歌していたので、
友達を呼んでBBQをしたり、自由に車やバイクをいじれるスペースが欲しい。
次におうちを借りる時は少し郊外でもいいから駐車場が広いおうちにしたいなーという新たな願望が出てきた矢先のことでした。
そして、
もう一つ私には、息子の部屋がある環境について大きな懸念事項があって、
息子の病気をリーディングでキャッチした時に、現状に紐づいている何かを感じていて、
この場所に戻る必要はない、戻るべきではないと感じたので息子と相談し、引き払うことにしたのです。
(また、この環境についてはいずれゆっくり触れていこうかなーと思っています。)
息子の部屋は荷物はそんなに多くはないものの、
家電一通りに加えて懸垂器、ダンベル、腹筋ローラー、20キロベスト等々、
使っているかどうかはわからんけどいろんな筋トレグッズがあって、
懸垂器の解体も大変だし、ダンベルを段ボールに入れて運ぶにも段ボールの底が抜けてしまったりとか…
自分たちでやるのもめんどくさくなってねー^^;
結果、引越し業者さんにお願いしました。
20キロベストを運ぼうとした業者さんが「重っ!これ、何ですか?」ってびっくりしてましたが、
ベストにたくさんポケットがついていて、砂で作られた錘(おもり)をそのポケットに入れて重さを変えられるようになっていて、
そのベストを着てトレーニングをするらしいですー。ほんと、尋常じゃないよね。
懸垂器やベッドの解体、荷物の搬出もさすがプロの仕事は速いですね。
作業時間1時間もかからずにあっという間に空っぽになりました。
1年とちょっとの間だったけど、
この部屋は息子が消防学校の厳しい訓練中に寮生活から解放されるために借りた「心の避難所」みたいなもので、
「学校卒業したらこの部屋でひとり暮らしを楽しむ!だから、苦しいけど今をなんとか乗り切る!」
って心の拠り所としていた城だったので、とても想い入れのある場所でもあります。
ほんとに息子をたくさん癒してくれてありがとねー
って感謝をして手放しました。
きっと、また元気にひとり暮らしが出来る日がくる。
その時にはさらに息子にピッタリのお城が見つかります。
そんな風に宇宙は万全に整えてくれるから大丈夫。
次回に続く。