ケニアの避妊方法
少し時間があったので、mother child healthというママと子供のためのお部屋でケニアの避妊方法やシステムを教えてもらいました!
日本とは違う方法だったりで今回も驚きの連続…!日本も取り入れるべきことが沢山ありました。
部屋にはこのような避妊方法の実物サンプルがありました。
1番上のものはインプラントです。
このインプラントを上腕に入れておくことで3年ほど避妊効果が続くそう。1回で済むのと、長く効果が続くことから今後子供を作らない予定の人とかに人気とのこと。
インプラント挿入時は麻酔をするから痛くないし直ぐに終わるって聞いたけど、ある人は麻酔なしでチャチャっとできるもんよって言ってました。かなり太いから私としては麻酔使っていただきたい…!
その下にあるのは日本でも行われているIUDの機器。これを選択する人は少ないらしいです。
そしてその下にはコンドームがあります。
また女性用コンドームも手に入るとのこと。
日本では今正規で売られてるものはないと思います。ピルもありいろんな方法を選択できると実感しました。ちなみにピルは飲み忘れが多いから選択する人は多くないらしいです。
なかにはこんなものも。
これは赤い印の日が生理開始日になり、そこから何日経ったか見ます。黒のリングの日が排卵日になるそうでそこを避けて行為をするようにということらしいです。ただ生理はずれますし不正確なので昔ながらの方法の一つと言ってました。妊娠したい人は数えるそう。
他には注射の方法があり一回の注射で3ヶ月効果が持続するとのこと。1年以内くらいに子供が欲しい人はこれを使うことが多いそうです。
そしてこれらの避妊方法は全て無料です。
日本ではピルを購入するだけで1シート3000円前後が相場ですし、IUD挿入だったり、コンドーム買うにもお金が必要です。
自費診療になることも多いと思います。
これを現地スタッフに話したら
「日本ってdeveloped country なのにどうして?みんな避妊しないの?どうゆうこと?」
と言われました。
本当その通り過ぎて…!
どうして日本は避妊方法の種類が少ない上に
アクセスしにくいんだろうと痛感しました。
ただケニアには日本以上に若年妊娠問題があります。
無料で誰でもアクセスできるのにどうして若年妊娠が多いのか疑問に思いました。
やはり10代の子には避妊に関する話はセンシティブなのと、怖くて来れないことが大きいそうです。
学校の性教育も避妊方法を伝えるというより禁欲を伝えるだけなのでそもそもの知識がない可能性もあるとのことです。
この性教育の背景には、文化的側面(表立って避妊方法を話せない)と法律(18歳未満は性行為禁止)という面もあるらしいので、難しい問題と痛感。
そして、伝統的若年結婚や貧困のためにお金を稼ぐ手段として売春をするからだそう。
なかなか難しい問題だなと思いました。
しかし、日本以上に女性が主体となってできる避妊方法がたくさんあるのが良い面だなと思いました。
日本は限られているのと金銭的な問題、そしてアクセスしにくさがあるのでぜひ海外の方法に目を向けて今後の性教育や避妊方法の選択を考えていける社会になったらいいなと思いました。