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私を食べる
流行りのパラパラよりも
油がお米をコーティングした
ベタッとした炒飯が私は好き
レンゲいっぱいに 炒飯を掬い 口の中に入れる。
口の中いっぱいに広がる米と油の重厚感
醬油 タマゴ ネギの香ばしい匂いが私の鼻腔を制圧
炒飯が喉を通る 一瞬 詰まりそうな錯覚に陥る
それすらベタッチャー(ベタッとした炒飯)の醍醐味
普段は何でもを気にしちゃうけども
カロリーが高くても
脂質 塩分 コレステロールが気になっても
食べたいものを食べる時は
そんな細かいことを気にしてはいられない
私にとって『食べる』は『自由』と『解放』と『好き』だ
私にとって『作る』は『想像』を『体現する』と『味覚表現』 そして『自己表現』
この ベタッチャー(ベタッとした炒飯)は私自身
遠慮はせずに
大胆に大きな口をあけて 私は私を食べる