ローマで年越し六日目 2013年1月4日
ホテルの朝食は食べずにテルミニ駅でいつも水を買う店でパニーニを買う。要はサンドイッチ。席に座ると店のおっさんが近づいてきて、ここはダメだ、向こうの席に行けという。店内はつながってるが、その席は隣の店の席やったみたい。
パニーニを食べ終わって、地下鉄B線のチルコ・マッシモ駅で降りてカラカラ浴場へ。地図を見てたが渡らんでいい道路を渡ってしまう。ちょっと遠回りで地図に載ってる入口であろう場所まで近づくと、入口がない。しょうがないので、右回りで20から30分かけて外周を回って行くとようやく入口を発見。そこは駅から五分ぐらいの場所やった。かなりのタイムロスと疲労蓄積。
入場で50ユーロを出すとお釣りがないと言われ川崎さんの分と一緒に払うと言ったら大丈夫やった。入場しても特に面白味もなくでかい遺跡があるだけやったので帰ろうとしたら遺跡の中に通じる別の通路を発見。中に入っていくとタイル張りの地面があったり、二階に通じる階段らしき場所もあったりしてそれなりに楽しめた。
カラカラ浴場を出て、今旅初めての一人行動。川崎さんは駅に向かった。今から、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂へ向かう。
大聖堂っていうだけあって大きかった。年末年始やったからと思うけど、今回は教会に行くと祭壇の前でひざまづいて巡礼してる人をよく見かけた。
近くにあるスカラ・サンタにも行った。聖なる階段っていうのがあって、巡礼者はひざまづいて階段を登って行く。その階段の両隣にも階段があってその階段は普通に上り下りできる。階段の上は右が教会、左がお土産屋やった。
サンジョバンニインラテラーノの正面に出ると露天がいっぱい出てた。そこから地下鉄サン・ジョヴァンニ駅に行く。途中でビッラコインに寄るが、特に何も買わず。ヴィットリオエマヌエーレ二世駅で降りてヴィットリオエマヌエーレ二世公園を縦断。ここにもやっぱりでっかい彫刻。
地下鉄に戻りフラミニオ駅で降りてポポロ広場から南を向いて左にあるCANOVAで食事。グラスでスパークリングワインとポルチーニのリゾットとミラネーゼとティラミスを食べた。ポルチーニのリゾットとミラネーゼはだいたいどこも同じ味っぽい。ティラミスはちょっと食感が違うかな。
ボルゲーゼ公園を通り動物園に行く。現代美術館の横の道を動物園沿いに進んでいくと入り口があったので入っていくと半地下から子供達の声が聞こえてきた。その割に人影があんまり見当たらず。受付に行くと7ユーロの表示。動物園は12.5ユーロやったと思ったので7ユーロって聞いたら、Yesって言われた。中に入って行って改めてガイドブックを見ると、アフリカ動物学博物館って書いてある。入り口、間違えた。でも中をまわって見ると説明こそ読めへんけど、色んな生物の模型やはく製があり結構楽しめた。
そこを出てからまた動物園沿いに歩いて行くと、今度はほんまに動物園の入り口発見。チケットを買い入場する。いろんな動物がいたが、見たことある猿を発見。まさかと思って説明をみるとMonkey Japoneseって書いてた。こんなとこで自分の国の名前が付いた動物に会えて、ちょっと誇らしい気持ちになった。
ワニがいる熱帯雨林を再現した高温多湿の部屋に入った。そこを抜けると爬虫類のエリアになった。何故かそのエリアが人気があって人がいっぱいやった。動物園を出て歩いてると現代美術館の横の道に出てポポロ広場まで戻ってきた。オベリスクの下に座り、この旅行記を書く。周りを見てるとイタリアの女の子は可愛いなと思う。彫りが深くて、鼻筋が通ってるしスタイルがいい。一時間ぐらい座ってたけど、夕暮れになり西の空が赤く染まってきた。そろそろケツが冷たくなってきた。
川崎さんとの待ち合わせまでは時間あるけど、テルミニ駅に向かおう。テルミニ駅に着いてビッラコインに寄る。七時前に待ち合わせ場所の店の前に着く。七時十分になっても川崎さんは現れず。トイレに行きたくなったので、一旦ホテルに戻り用を足してもう一回待ち合わせ場所に行った。七時半になると店の中から川崎さんが出て来た。店の中でコーヒー飲んでたらしい。十分ごとに店の前を確認するって決めてたのに中におったら意味ないやん。晩飯はフルヴィマーリでラザニアとミラネーゼ。川崎さんはパスタ。たぶんスパークリングワインも飲んだ。
ローマでの最後の晩餐が終わり、そのままホテルに戻る。明日は早朝から日本に向けて出発。