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プラグイン寸評 Comp / Dyna

Comp

Softube

Bus Processor
SSLのバスコンプは、electronic音楽で、音を前に出すために、必ず挿さっているというイメージがあり、DTM初期からWavesのものを愛用していた。現在はSoftube。マスターに挿している。ローが強くなるので、挿した後で、ベースBUSの音量を調整している。
FET Comp Mk2

コンプは、FETとOPTとVCAの3種を持っておけば良いと、何かで学んだ。FETはハイハットとか、細かい音のノリをコントロールできるイメージ。トランジェントシェイパーでなんとかしてしまうので、こちらも使ったほうが良いと思っている。
Tubetech bluetone
24年BFで手に入れた。BUSに挿すと簡単なコントロールで、音の明度と存在感が上がる。便利系プラグインはプラシーボとの区別がつかないので、基本使わないようにしている。しかし、デモしたら、微妙な差だが確実に違いが分かるという(音量差を調整したブラインドテストで100%)ことに驚き、導入となった。
VCA compressor
キックとか勢いの強いやつの制御で使うコンプ。無償配布された。ただ、出番はほぼゼロ。キックにコンプをかけるとほとんど良い結果にならない。キックは素材命なんだろうか。制御の仕方が下手なだけかもしれないが。

UVI

Opal
OPTコンプ。自然なレベラーとして愛用している。多くは、自分が手弾きした素材の音量を整える用途。

Aberrant DSP

ShapeShifter
SP-303のような「パツン」としたコンプ感が欲しい時に使う。そういう場面はあまりないけれど。

Dyna

Devious Machines

Bass Focus
WavesのR-Bassの代替として使っている。ただ、もう少し盛られてない感じだと良いなぁと思う。サンプル素材でローが弱いと感じる時に出番はあるが、シンセでローを足してしまったほうが、良い結果を生むことが多い。

UrsaDSP

Boost
リズム以外のトラックのリミッターとして愛用している。少ない音の変化で、electronicな素材のレベルオーバーを防いでくれる。音量下げて書き出すという選択肢もあるが、聴いている音量のまま作業を進めたいので、貴重な存在。

A.O.M

Invisible Limiter G2
electronic musicクリエイターから高い評価を受けているリミッター。初期からマスターに挿している。お店の味に近づいた第一歩的存在。
Invisible Limiter G3
マスターコンプとマスターリミッター2段仕様のG3。コンプ段とリミッター段をバラバラに挿している。A.O.Mには、絶大な信頼を寄せている。

Plugins that knock

KNOCK
キックの制御に悩んだ末、たどり着いたプラグイン。キックの重さを少し足したり、ハイを削ったりしたいときに活躍。必要なパラメータのみ、シンプル操作で使える。

Sonnox

Oxford Inflator
音がぐいっと前に出るやつ。時々思い立ったように使う。

SIR Audio Tools

standardCLIP
リズムなど、アタックのキツイ音に挿すクリッパー。−7dbで止めているが、音の変化も含め、替えがきかないやつ。

まとめ

難解プラグインの最高峰であるコンプ。あまり使っていない。「このコンプをかけると、音がこうなる」というイメージが希薄なせいだろう。もう少し、積極的に使うべきと思うが、今どきのソフトシンセは、基本コンプが挿さっているので、必要ないということもある。ダイナミクス系は、レベルオーバー回避が主目的。リミッターによる現代的音像の構築が、もうひとつの目的。

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