2024版2MIXとBusのエフェクトチェイン。
時短のため、2MIXに挿すエフェクトチェインと、BUSに挿すエフェクトチェインはテンプレートを作っている。2024年版。
2MIXのチェイン
1:Softube Buss Processor
MIX=70 THRESHOLD=11.5 Makeup=2.2 Attack=10 Release=100ms
Ratio=2 KNEE=hard Range=4db Output=0 Air=0.65 Width=102 Monobass=20hz KneeとOutputは聴きながら微調整。好きな音楽の多くに使われているSSLのBusコンプ。音がそれっぽくなる。Softubeに選手交代。
2:OXFORD Dynamic EQ
高音域が耳障りの場合。8000Hzあたりを調整。ダイナミックEQには慣れが必要で、恐る恐る使用中。もう少しプリセットが多いと使いやすい。
3:A.O.M Invisible Limiter G3
Soft Limiter input0db oversamp:353khz
THRE:-2db Makeup:1db Range:3db Ratio:2 Knee:7db Time:auto
4:Softube Tape
ローが落ち着く。Amount:5 TypeA Speed=15 DRY/ WET=50
Stable、FLAT、CrosstalkOFF OUTPUT=0.2db
5:A.O.M Invisible Limiter G2
Gain 2.1db Ceiling 0db 176kHz modernⅣ Wet100 SC HPF 200Hz DC CUT:5hz
shape A 50% 50% 0% 85%
Manual ctrl A 10.0us 250ms Dither off
electronic musicには最適のリミッターと思う。
6:A.O.M Invisible Limiter G3
Brickwall Limiter部できっちりピークコントロール。
input 1dB oversamp 706kHz
Thres -1.10db True peak aware on
Att 2 Rele 2 Pivot50%
ラウドネスが9前後になるように調整。
それなりに負荷があるので、2Mixにこのエフェクトチェイン(Masterと命名)を挿すタイミングは、曲の完成後。音が整って前に出る。パラメータはほとんど触らない。触りだすと訳が分からなくなる。IL G3の導入によって、90年代のテクノ的音像から現代的な音像にUPDATE。StudioOneはターゲットラウドネスを設定して書き出せるので、-9.0LUFS ±0.5dB 最大トゥルーピーク -1.0dBで24Bit 44.1kHzのWavを生成している。
BUSに挿すエフェクトチェイン
DRUM BUS
Claro、Oxford DynamicEQ
KICK BUS
Claro、Oxford DynamicEQ
BASS BUS
Claro、Bus processor、Oxford DynamicEQ
MID BUS
Claro、Oxford DynamicEQ
Vocal BUS
Claro、Oxford DynamicEQ
Oxford DynamicEQのパラメータ
Mid:Low shelf 82Hz以下 Target:-7dB Offset:0dB
SC Ext Stereo:Low Pass 90Hz
Peak Above Threshold -10dB Dynamics 50% At 0.10ms Rel 10.ms
サイドチェインでキックに反応して、BassやDrumなどのローを削っている。DuckからOxford DynamicEQに変えた。ローの制御は、曲全体の音量バランスが崩れないように。
各トラックのエフェクトチェーン
DRUM=DS-10、Claro、FET、CyclicPanner、American Class A
British Class A、StanderdClip
KICK=Claro、British Class A、American Class A , Bus Processor , Boost
BASS=Claro、Harmonics、British Class A , American Class A ,
Oxford Dynamic EQ , Bus Processor , Boost
MID =Claro、CyclicPanner、Oxford Dynamic EQ ,British Class A ,
American Class A , Boost
EXT=Boost
Pipeline=Claro , Cyclic Panner , Pipeline Stereo , Oxford DynamicEQ , Boost
*それぞれチャンネルストリップ感覚で挿し、必要な場合ON。
DS-10はリリースを短くしたい時に重宝。
Claroは主にローカットの簡単EQ。KickやBass以外のロー(20HzからEQポイントを上げていって、適当な位置を耳で判断)は、マスターチェインのコンプ稼働に影響するので、基本カット。その際は、オートゲインは切っている(単独でロー込みで鳴らすシンセトラック等は除く)。
CyclicPannerはPANプラグインで定位をコントロールしやすい。
BritishClassAは、音の重心が簡単にコントロールできる。
American Class Aは、明度のコントロールが簡単。
StandardClipはクリッパー。飛び出た音をスパッと荒業で切る。音が突っ込める。
Harmonicsは繊細なサチュレーション。
Bus Processorは音量調整からローの中央寄せ、エアー感増しまで万能。
Boostはリミッター用途。いい感じのトラックがゲインオーバーしている時、音量下げて再調整するより、頭を切った方が楽。音の変化がStandClipより少なく、音量の微調整もこなす(WavesのMV2的機能あり)
Oxford Dynamic EQ はハイのシカシカした音を消す。シカシカはメジャー曲でも入っていることがあるが、個人的に耐えられない。
Pipelineは外部エフェクターをプラグイン感覚で使えるStudioOneの便利機能。BOSSのSP-303を挿している。結構ノイズが乗るので、DynamicEQのプリセット「De-Screech」(弦楽器のキコキコした音を消すやつ)で整えている。
トラックの並び
DRUM BUS
WAV=波形の切り貼りが多い。
pipeline=SP-303でドラムを処理すると気分上々。
KICK BUS
KICK=UVIのDrum Designerがスタンダード。サンプルキックより勢い有り。
WAV=とはいえ、サンプルを貼ることも多い。
BASS BUS
WAV=ベースは苦手なので、サンプルループをはめることも多い。
Repro-1=ようやくたどり着いたシンベ。芯が残り続けてくれる。
SublabXL=サブベースはローが寂しい時にちょい足し。頻度は低い。
Ezbass=ベース担当。手数が多めなので、間引きがちだが、超有能。
MID BUS
Reface CS=メインキーボード。音源としてはあまり使っていない。
Falcon=上モノソフトシンセはUVIがファーストチョイス。
TRITON Extreme=楽器メーカーのシンセプリセットは、曲にはまりやすいシンプルさ。GUIも旧友のように接しやすい。
SampleOne=以前持っていた実機(Korg03RW)などのサンプルを鳴らす。好きな音多い。
Portatron=カセットMTRを模したサンプラー。変な感じを出せる。
Circle2=UVIに割って入ったソフトシンセ。電気そのままな音がする。
EZ keys2=EZベースが良かったので、コード担当として導入した。2になって、MIDIデータをサンプル音源のように活用できるようになった。
Scaler2=適当にコードを鳴らして、曲作りのとっかかりにすることが多い。最終的にそのコードは消してしまうことも多い。
JP8080=時々鳴らすと心が揺れる。
Loopcloud=サンプル音源。フレーズで鳴らして切り刻んだり、そのまま使ったり。セッション感覚。Wav=サンプル貼る用途。
Pipeline 2=上モノにもSP‐303エフェクトをかける。
VOCAL BUS
Wav(Synthesyzer V用)=歌声音源。手間をかけずに形にしてくれるのがありがたい。ARA対応になり、ボーカルのWavをMelodyne的に解析させると、歌詞やMIDI化を自動処理してくれるようになった。
Vocal Wav=Synthesyzer Vの録音用トラック。
Melody Sauce2=メロディー生成ソフト。出目が結構良い。さらなる進化に期待。
Click
クリックは、1トラック目を作る時にしか鳴らさないので、専用トラックに波形を貼って、早々にミュートするという運用方式。
まとめ
テンプレート作りは、時短のため。MIDI世代として、16トラックに納めていたが、現在24トラック。参照しやすいnoteで管理中。
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