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2024年のBF戦略(随時加筆)

最近は年中セールが行われているが、この月のためにプラグイン購入戦略を練って挑むのが、ブラックフライデーの11月。DTM歴を重ねると、渋い選択になりがちだが、続々セール襲来。

1 :melodyne

毎年、editorにアップグレードするために、11月は2万円弱をためて挑んでいるが、音源やエフェクトに消えている。今年は、サマーセールで重い腰を上げて、assistantにアップグレード済み。満を持してEditorにしたい。和音の波形をピッチごとに編集することができれば、波形編集の最終形にたどり着ける。今年こそ。

2:Output ThermalのExpansions「Ignition」

約3000円(50%OFF)〜12月1日
BFはプラグインの拡張プリセットが安くなる数少ない機会。。studiooneに付属していたmovementは、一時使わなくなっていたが、購入した拡張プリセットが優秀で、今は使用頻度が高い。今回は、Thermalの拡張プリセットを購入した。新しいプラグインを買う以上の効果が、プリセットにはある。

3:Devious Machines infiltratorの「Deep Space」

infiltratorは、超多機能変態エフェクトで、困ったらこいつに突っ込んで、ランダムにエフェクトをかけて探る。 「Deep Space」はリバーブ系拡張プリセットということで、必要度は低い。3000円前後の価格で、他プラグインのセールが来ている現在も、セールなし。変態はたくさん持っておくより、少数を掘った方が、奇怪にたどり着けると信じている。

4:Aberrant DSP 「Lair」

$24.00(3600円:ベンダー価格) 〜11月30日
Aberrant DSPのプラグインは、最近の盛られがちな音源を枯れさせるのにフル活用している。Lairは変態リバーブなので、枯れるリバーブという期待を担っている。待機中。

5:softubeの数々

自分のメインプラグインベンダーであるSoftubeのBFは、11月の毎週末に約10種類ずつ限定で下げるという、「時間が迫ると判断が鈍る」という人間の特性をうまく突いたセール。PB(Plugin Botique)では、幅広くセールしているが、本家サイトの方が毎回割安。狙っているものを列記して戦略会議。

Mutronics Mutator
mac mini移行に伴い、SoundtoysとInphonik製品を外したため、FilterfreakとRX950というFilterプラグインがなくなった。
正直、EQで代替できるのだが、90年代ルックスのこのフィルタープラグインが好ましい。

Layers
先日出たばかりの、Doubling & Wideningプラグイン。SoundtoysのPANMANの代替にしたいのだが、動的ではない。WavesやSound Particlesからは、動的PANプラグインが出ているが、自分の愛用ベンダーからは、まだ出ていない。

Clipper

ざっくりテイストのクリッパーとして、SIR Audio ToolsのStandardCLIPを愛用している。何の不満もないが、使用ベンダー減らしを追求しているので、気まぐれに行われるBFプレゼントで、こいつが来たりしないかなと思っている。

Model 84
Roland Juno-106のエミュレーション。BF前のハロウィンセールで購入(PBのBF価格の方が1000円お得で涙)したModel 77がFloating PointsやAphex Twin的な音が鳴るシンセで、パラメータによっては、安全装置がない暴れん坊仕様で、シンセにおいても、Softubeの実力に驚いている。Juno-106はテクノキッズにとっては、常備菜。機会があればと思っている。

Model 72
59ドル(〜11月12日)
Minimoog Model Dのエミュレーション。シンセベースは、Prophet-5(Sofutubeの場合Model 80)とModel Dがあれば、無問題。Model72は「Model 72 FX」というエフェクトプラグインもついているようで、フィルターを欲する今、行くしかないかも(メールで15%オフクーポンも来た)。ProphetはU-heに譲る。

6:sonnox

EQやダブラー、リバーブを活用中。とにかく堅実に働く。列記。

Oxford SuprEsser
6500円(PB)〜11月24日
高機能ディエッサー。中低域にも対応しているのがポイント。ダイナミックEQと何が違うのか問題はあるので、使い分けるほどじゃない気もする。

ListenHub
$20.90(3200円:PB)〜11月24日
MacOS専用で、Win時代に恨めしい気持ちで見ていたリファレンス系プラグイン。好きな曲と自曲の比較は、DTM力向上の最短経路。ただ、それがメーターで測るより、耳で見た方が良い場合もある。システムベースで動く利点の影に、設定の面倒という問題もある。

Oxford Envolution
$42.90(6500円:PB)〜11月24日
デモしたら面白かったけど、トランジェントシェイパーは、XLN audioのDS-10をフル活用。もう少し細かいことができる。かなり安くなっているが、今年の優先度は低い。

Oxford EQ
4800円:PB 〜11月24日
プロ仕様のEQとして、エンジニア諸氏が使っている動画を見て憧れていたやつが、5000円を切っている。それでも、Claroの無味無臭の使いやすさを支持したい。

7 :UVI

Falcon Expansion
Pulsacion&Modulaer Drums

2つで一つ$39.00(5900円)〜11月4日まで
毎年、VVへのアップグレードを悩む。ただ、音源多すぎて山に登るのは避けたい。と言いながら、最近のUVI音源は、エッジの効きがすごいので、Falcon Expansion新作2つは入手。

7:Toontrack The Eighties EBX

¥8,800(20%OFF:Sonicwire)〜1月1日
EZベースをベーシストとして雇っている。80年代のベースは好きなので、この拡張音源は長年狙っている。
Synth Bass EBXという新作も出た。

8:無料の方々

大手もBFだけは無料でひとつくれる。これが、ベンダーとの付き合いの入口になる。各ベンダーとの付き合いが長くなると、別れも来る。

9:まとめ

製品管理とアップデートが面倒なので「新規ベンダーに手を出さない」をモットーにしている。とはいえ、Cableguysの新作「Snapback」は、イントロプライス5000円未満でドラム処理がいい感じで心動いた。
今は、動的PANプラグインの決定版みたいな新作と、UVIがDrumdesignerの2を待ち続けている。

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