アップグレードの8月。気になるプラグイン色々。
7月は散財した。8月は控えようと思っていたが、立て続けに手持ちプラグインのアップグレード版登場。プラグインはソフトなので、新型が簡単に出てくる。アップグレードリスクを思い知る。「何買おう?」というタイトルは、制御が効かなくなるので変更。
Future Audio Workshop / SubLab XL
クロスグレード 3000円(31日まで)
愛用サブベースプラグイン。superbassという波形が増えて、FXも拡張。シンプルEDITページもできた。サブベースは下で控える感じなので、結果的に圧みたいなものが潜んでいる程度になってしまうことが多い。XLでもう少し、違った使い方ができるかもしれないが、プリセットはいつも同じやつをいじっており、音色のバリエーションというより、サブはサブ。
Softube / Monoment Bass
セール価格 4900円(31日まで)
シンセサイザー専門誌「filter」vol.3のシンセベース特集を読んでいたら、シンセベース熱が高まってきた。monoment bassは、紙面で「芯がちゃんと通っている」と高評価。ベースはキックと同じで、微妙な差の部分で好き嫌いが出るので、アナログモデリング音源を色々探るより、このように1台で波形を切り替えられる方が、時短&実用的。かつ、フィルターやアンビエンスも込みで使いやすそう。デモしてみたら使いやすく、単独では好きな音がしたが、曲作りで上手く活かせず。ウワモノやリズムを汚しがちなので、それが原因と思われるが、Falconの方がEDITが細かくできるので、しっくりくる。デモするときは、曲作りに使ってみるのが一番。EDM的な整った音楽を作る人向けだと思う。
Kilohearts / Disperser
セール4200円(14日まで)
フィルター(フェイズシフター)。キックとベース、スネアのローが重なって、音が消えてしまうことがあるが、位相をいじって解消できる。今は、不要っぽいトラックをローカットしたり、サイドチェインで制御したりしている。位相レベルの微細なMIXを、曲作りの最中と分離した方が、曲のクオリティーが上がるのだろう。Wavesのやつを使ってみたいと思うが、面倒だなぁ。時短命。
A.O.M / Invisible Limiter G3
12000円(G2からのアップグレード)
DTM初期に手に入れた愛用リミッターの新型登場。2mixの音圧を上げる作業は、絵画で言うと、額縁に入れるようなものだと思っているが、electronic musicにぴったりの額縁だ。G3では、Soft Limiter部が搭載された。リミッターの多段掛けは、現代的手法だ。今は、自分はILG2の前段にコンプを2段掛けているが、毎回同じ額縁に絵を入れているのは否めない。1台でリミッター2段をコントロールできれば、額縁の形を工夫できそうだ。とはいえ、額縁の形にまで迷いだす危険性もはらむ。気長に考えたい。
Aberrant DSP / Digitalis + SketchCassette II + ShapeShifter Bundle
セール5400円(31日まで)
先月、良いなぁと思ったやつがセールになっている。こういうのは、グラグラくる。でも、このベンダーのプラグインはひとつも持っていないので、ベンダー増やさないよう心がけている身としては、涙を飲んで見送る決意をしていたら、3つで5000円台のバンドルが来た。ぐっと堪える夏。
Harvest Plugins / Forager Mini
Free(期間限定)
コードアシスタントプラグイン。キーを指定すると、それに沿ったコードが一覧で出て、クリックすると音が鳴る(別トラックのシンセなどに出力必要)。ちょっとしたコードスケッチに使えそうでもらったが、クリックでコードを鳴らすという仕様で、別れを告げた。代わりにscaler2を研究したら、圧倒的な便利さが分かった。プラグイン増やすより、使いこなす方が大事と、分かっちゃいるけど、やめられない新作漁り。
UVI sonicpass
加入したいメーター 12/16
UVIのサブスク。年間240ドル(現在3万2000円)月額24ドル(3200円)。
UVI党としては、加入したいが踏み切れず。欲しい製品をメモして、16個を超えたら始めたい。
CS-M 1.5=ヤマハのCSシリーズ音源。Floating pointsが使っている70Mとレゲエ御用達の01収録。
Mello=Mellotron音源はひとつ持っておきたい気持ちはある。
CAMEO=CasioのCZシリーズ。PDシンセの音に触れてみたい。
Darklight Ⅱx=Fairlight CMI IIx。80年代楽曲の特徴的サウンドを奏でてみたい。
Key Suite Electric=Rhodes的なのは、サンプル素材頼みだが、弾いてみたい。
Nagoya Harp=大正琴弾いてみたい。
Super-7=Juno-106+TR-707のラックシンセ「MKS-7」。テクノキッズ垂涎。
Prime 8+=TR-808。UVIクオリティーの808が気になる。
Bit zone=イタリアの80年代レアシンセ。好きな音をしている。
Augmented Orchestra=ハイブリッドオーケストラ音源。クラシック系も素材頼み脱却できそう。
Dual Delay X=Falcon付属のDelayは音が回転する面白みがあるのだが、そのプラグイン版。常用というよりは、飛び道具的。
Mission 6=ALESIS Andromeda A6。出てきた時の衝撃が大きかった。プラグインで触れる時代が来るとは。
Brightness Panner
セール3500円(9月4日まで)
音の高低や明るさに合わせて、上下左右に音が動くというPANプラグイン。音楽が現代的か否かは、PANが鍵をにぎると思っている。enegy pannerはフリーで頂いたが、それなりに出番がある。ランダムボタンが好きだ。変にモジュレーションやディストーションがかからないのも好印象。brightness pannerを危険承知でデモしてみたが、PANのモジュレータがピッチと音の明るさで、PANの動き回り方自体はenegyとの違いを見出しにくく、モジュレータの差にどこまで価値を見いだせるかを問われる。
EZKEYS CLASSIC ELECTRICS
セール6900円(22日まで)
EZベースは、前に思い切って買って活躍中。パッドっぽいトラックのWAVを読ませるとコード進行を解析し、それに合ったベースラインを提案してくれる。コード進行を維持したまま、様々なGrooveベースラインに切り替えが可能で、ベーシストとして重宝している。EZKEYSは、どうなんだろうと調べていたところに短期セール。気が付いたら、キーボーディストがメンバー入り。
まとめ
欲しいと思っていたやつが、2日間限定セールというのは、決断力を問われる。EZ KEYSは、コード進行を維持したまま、さまざまなフレーズを試せるので、scaler2と併用すると可能性が広がる。以前もらっていたMIDIデータも使えて、MIDIのサンプリングという新領域が開けた。MIDI VS サンプリングで曲作りを競ってみたい。
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