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深夜の2時間DTM 2022年1月と2月の感想戦

1月と2月は、音の触感をより大切にして曲を作った。

お題「和太鼓を使用した曲」

和太鼓が近くで鳴っているように聴こえるため、EQやらサチュレーションやら頑張った。周りの音は邪魔しないようもんやりさせたが、声は太鼓の掛け声的にヒリヒリさせた。曲作りといいながら、大半はこういうことに時間をかけているので、作曲ではない気がする。

お題「三日月をイメージした曲」

「細い音。FMシンセの変調。ディレイでメロディー。BPM97。鼓感。サイン波の波動。和の声」というキーワードで作成。頭の中にはぼんやりDJ Krushが鳴っていた。最近思うのが、音楽体験と曲作りの関係性。聴いた音楽の蓄積が、曲として形を成すとしたら、自分が面白い曲を作るためには、ランダムにサンプリング素材を選んだり、エフェクトも狙わずかけてみたり、工夫が必要か。

お題「ドラム等のリズムを刻む打楽器を使用しない曲」

JP8080のSUPERSAWを刻んでリズムにした。たまにこういうチャレンジングなお題を出していただけるが、次の曲作りのヒントになる経験をすることが多い。スネア的帯域の音を規則的に鳴らすと、リズムにつながり、ハイハット的帯域はノリ、ベース&キック的帯域は揺れにつながる。メロディーやパッドは、その上で踊る感じ。

お題「ジャンル:テクノポップ」

UVIの8bit音源を活用した。エモさで買った音源だが、時々このように出番がある。「ポップ」は歌声が鍵な気がして、この回でLoopcloud導入を決めた。結果「サンプル選びが楽しすぎる」ということに。そもそも「ポップ」が好きではないという問題もある。プロとは、広範囲に曲を作れるということなんだろうな。

お題「ウインドチャイムを含んだ曲」

ウインドチャイムで、サカナクションの「忘れられないの」が浮かんだので、ファンクギターと軽めのリズムというテーマでやってみた。インストなので、歌の部分を声で埋めた。声はささやき部分を強調してみた。こういうことにEQを使うようになったが、これはシンプル操作画面のsonnox claroのおかげ。この曲の反省点としては、コード感をもう少し軽くしたかった。

お題「オカリナを用いた曲」

オカリナのサンプリング音源をstudio oneのサンプラーで鳴らした。音色から、クラフトワークのアウトバーンに入っていた曲のイメージが浮かんだので、寄せてみた。後で聴いてみたら、全然印象が違っていた。「あの曲っぽく作ってみよう」をやる時、実際に聴かない方が、誤解が発生する面白さがある。声のサンプルは、外国の人が日本語を読んでいるやつ。こういう嘘っぽい感じが好き。


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