逃避先はやかまし村
多少の差はあれども、誰しもメンタル参ってますよね。
私は、「自分が悩むべきではない領域のこと」も悩んでしまうタチで、五輪開催か延期か中止かを検討している人たち及び関連イベントの主催者ならびに出場選手のことを考えると泣きそうになります。
そして、医療現場で命懸けで働いている人々や死にゆく人々のこと、その関係者、マスクやトイレットペーパーなどの買い占め及び転売、朝イチで並ぶ高齢者などのことも考えると胸の中で様々な思いが七転八倒して吐きそうになります。
自分は毎日普段通り仕事に行って(私が働く図書館は全くの通常開館)買い物して帰ってきて。全く変わりのない日常を送っており。
この乖離にも、なんというか、身の置き所がないというかムズムズしたりします。
そしてミュージシャンとしては4月の頭に小さなカフェでのライブが一本決まっているけれども、それはやるべきなのか否か、を毎日考えます。
やらないことが正解だと思っている自分とやってもいいだろうと思っている自分がバトル中。関係者も絡んでくるけども、自分が決めれば決まることだ。それがまだ決められない。
否定、批判、罵倒、蔑み、嘲りなどが飛び交うSNSやネットニュースに病みそうなので、とにかくスマホもPCも触らないで紙の本を読もうとしています。
ここはひとつ児童書で現実逃避だ!と、『やかまし村の子どもたち』を読んでみました(映画は何回も観たけれど、そういえば原作を読んでいなかったので)。
どこまでも美しい。いつまでもやかまし村で子どもたちと遊んでいたい。帰りたくない。泣きながら完全なる正しき世界に浸り、いっとき癒されました。
もしかしたら今起こっていることは夢なのではないだろうか?と希望的観測で布団の上で猫とゴロゴロしていたけれど、ダメなのね、やっぱり。
とにかく、しばらくは岩波の児童文学が友達です。
#岩波少年文庫 #やかまし村の子どもたち #児童書