「シャーロック・ホームズの冒険」#3
第3話「海軍条約事件」
早いもので第3話。ジェレミーなんだか若い?そう、愛すべきボサボサ頭からスタートです。謎めいた実験器具…散らかった部屋。かじり掛けのリンゴ。無造作に置かれたバイオリン。壁に撃ち込んだ射撃跡(*V.R.ってね)片付けるの大変だ…
「実に不可解」これは、今回の依頼者がホームズを指す発言。ワトソン君の後輩*で、縁を頼りにホームズへ依頼してきたのですが…戦争を引き起こしかねない大事件。事の大きさにスッカリ参ってしまい神経衰弱ヨレヨレ。
個人的には「実にウカツ」と彼を評したい…さすがに気の毒に思ったワトソン君から「やんわりと」って指示が(毎回、ワトソン君の全方位型思いやりには感心します)女性に対しての素っ気なさにも小言を。笑
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バラを手に取り、窓辺に佇む姿の完璧さ✨なんとなく哲学的な良いこと言ってる風(何回リピートしようともピンとこない…)カッコいいのですよ〜「疑うのは私自身だ。結論が早く出過ぎたものでね」素敵なセリフです。
イラストにもピックアップしました通り、全身真っ白な三揃いのスーツ!なんと麗しい…スライディングばりの走り込みや馬車から飛び降りたり、わりとアクティブに動き回るホームズ頑張るの回です。
画面の隅から隅まで計算された美しさ。また“影”を使った演出にもくすぐられます。小さなイラストは部屋でパイプ嗜む場面。まるでもう1人のホームズと対話しているかのような情緒が(ラフスケッチで失礼します)
こういう気怠く物憂げな、ちょっと退廃的なイメージに強く惹かれます。ずば抜けた知能をもち、対外的にはれっきとした英国紳士だけど、家に帰ったら素を見せてくれるような。
困ったワトソン君とハドソン夫人に、心配されながらお世話されて。少しの(?)ダメっぽさが有能な魅力を引き立ててくれるのかな。こき使ってるんだけど、お茶目な態度で許してしまう愛嬌がありますよね。
来週は「美しき自転車乗り」です♪1話完結のオムニバス形式なので、どこからご覧になっても大丈夫です〜ぜひ、お楽しみに☺️☺️☺️お付き合いありがとうございました。
〈絵と文/深道 韻〉
(注釈)部屋の壁の射撃跡V.R.とは…Victoria Regina“女王陛下”の愛国精神の現れらしい。当時はエリザベス2世…E.R.が正しいのだけれど、よりマニアックってことかな。ちなみに弾丸100個使い…う〜んオシャレ。
(追記)原作を確認すると、依頼人は学生時代の2級上設定。でも画面に映すときに、年下の方がやつれた感が際立つ気がします。後輩に対して少しだけ横柄で先輩風を吹かせるワトソン君も一興。
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