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Muddy Kisses / 『記憶と空想』

Team緑のSです。

フォト絵本「記憶と空想」。緑さんは「この本を使ってほしい」とよく言います。この本を通して、自由に想像を羽ばたかせてほしい。だから、この本に、思ったことを書き込んだりしてほしいのだと。

そんな話を聞いて「ページをコピーして、展示にやってくるみんなに落書きしてもらったらどうですか」と緑さんに話したのが春頃。そこから、青山の展示、マルイ新宿の展示を経て、ご来場いただいた皆様が書き残してくださった紙は130枚を超えました。

応援メッセージを書いてくださった方、写真を通して感じた事や、登場人物の言葉を書いてくださった方。一枚一枚を眺めていると、色んな人の言葉や想いを経て、まるで海へ漕ぎだす小さな小舟のように、本はひろがっていくのだなとしみじみ感じています。

素敵な表現を、緑さんのキャプションとともに、少しずつみなさんにおすそわけしてゆきます。


Woodstock ‘94からの1枚。1969年のWoodstock Music and Art Festivalから25年後の1994年、同じ場所で同じような有名ミュージシャンを招いて、音楽の祭典が開かれました。30年近く前のこと。初回と同様大雨に見舞われ、そこらじゅう音楽イベントそっちのけ、真っ黒泥だらけになりながらも、マリファナぷんぷんの若者達は、暴れまくりです。寒さなんてへっちゃらって感じ、凄いですよね。汚いトイレには1歩も近づきたくない私は、飲食せずにせっせと超楽しい人たちを撮り回っていました。しかし、こんなパフォーマンスが出来ちゃう人々は、やはりアメリカンでエキサイティング。私は泥を投げられないよう逃げ回りつつ、皆からパワーをもらっていました。60年代に舞い戻ったこの時間が大好きです!

『記憶と空想』キャプションより

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