Midori S. Inoueが写真家になったのは...
学生の頃から
なぜみんな、風景を大きく撮って
人が小さいんだろうと不思議だった...
その頃からやっぱり人が好きだったみたい...
電車では、隣のおじいちゃんとおしゃべりしたり
赤ちゃんをあやしたり..
人が好きなのは
母の遺伝
学生時代、恥ずかしいからやめてよ、と
友人に言われてびっくりした...
知らない人と喋るのって、NGなの?と驚いた
アメリカに行く前に
父の一眼レフを借りて
京都でいっぱい写真を撮った
知らないカメラは難しかったけど...
なんで一眼だったのか、不思議と気づいたのは
父が亡くなってからのこと
アメリカの大学に編入する時
MajorはCommunication
MinorはFine Artにした
そして、写真のクラスをいっぱい取った
アリゾナ州立大学の写真学科大学院に行こうと思ったら
夫から結婚してNYに暮らそうと言われた
結局、そっちを選んで、
StreetでNew Yorker達の日々の一コマ一コマを
撮り始めた
父が亡くなって知った
父の趣味が写真だったことを...
彼の部屋から出てくるカメラやフィルム
ライトメーター...使い方もわからない道具達...
なぜ言ってくれなかったのかと
今でも謎だけれど
きっと私が写真家になったことを喜んでいたのだとは思う
そして、思い出した
私が好きだった写真は
父が撮ってくれた
応援団の私の連写の写真達
私の遺伝子には
そもそも写真が書き込まれていたようだ
2021年7月で
写真家になって30年
ようやく、自分の形が見えてきた...笑
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