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くれぐれもご自愛を。
ちょっと体調を崩した。
喉に違和感があって身体もなんだかだるい。
季節の変わり目だからね、風邪が流行ってるみたいだから。
そうそう、それもある。
けれど身体は正直で。心当たりはしっかりとある。
今週、忙しくしていた。仕事に。
これを書くのにためらいがあった。
だって、私は週4日、それに時短勤務の身だもの。フルタイムで早朝から夜遅くまで働いている社員の人たちを知っているから、そんなこと軽々しく言えない。
繁忙期というのもあって、みんな忙しくて。それに比例して、体調を崩したり通院をしている人も増えてきている。お顔がツルツルだったあの子も、ぽつりとわかりやすく吹き出物が出ている。
それなのに、気安く
「忙しい」とは言えないと思った。
始業の時間よりも早めに出勤し、仕事に取り掛かる。本当は、毎週この曜日はお休みのはずなんだけど、連休も挟んでいたしね、出社するか。
少しでも忙しい人の力になれたらと、ついつい「できます」と言ってしまう。
何度だってやってしまう。
これは私の弱いところ。
だからって、就業時間は決まっている。残業も少し、ただ連日時間外をするのは、パートの身分で憚られる。気にしすぎかもしれないが、やっぱり時間内にできる限りのことを終えて、帰る。これが求められている姿であり、目標の姿かな、と。
ぎゅっと時間を濃縮させる。
忙しいときは、いつだってそんなことはつきものだ、と言って自分を加速させる。タイムパフォーマンスがなんとかと言うじゃない。
速度を上げる、効率を上げる、密度を上げる…
すると、
プシュ〜
と、なってしまった。
頭から煙が、身体から熱が。タイムとパフォーマンスを意識しすぎた結果、けむたい空気が私のまわりにもくもくと充満する。
考えてみてくれよ、私。
最近まで、専業主婦ニートだったのに、いきなり全力疾走しすぎなのよ。
少しずつ少しずつ。焦らない焦らない。
と、頭ではわかっている。のだが、ついついまわりの雰囲気やプレッシャーに飲み込まれる。そして、やってしまう。
あちゃー
と毎日、反省する。
張り切っているうちはいい。だが、その勢いのままでいると、次から次へと仕事は続いてやってきて。さらにタイパを上げていくことになる。
で、お約束の展開。
体調を崩す。(←現在ここに至る)
あわてて、栄養を体内に流し込み、ビタミンCの摂取に努める。
早めの気づき。早めの対応。
「ええよ!ええんよ!
でもちょっと肩の力抜いていこうな〜!」
と、励ますことも忘れずに。
金木犀と雨のにおいが入り混じる、秋の雨。
華やかさ と 冷ややかさ。
両方のうつくしさに触れて、はっとする。
理想的な華やかさにもひかれる。けれど、やっぱり私は現実的な今の生活を守りたい。
いつだって理想と現実のはざまで。
バランスをとりながら、
くれぐれもご自愛することをたいせつに。