糸口を辿り、見つけたかもしれない

自分が経験してないことは言わない
その言葉にびーんと打たれた

私は病気になったことがなく
心を病んだことがなかった

人の身体をみていて
これがいいですよとか言いながら
経験してないから
人の体験を通してた

それが良くないとは思わないけど
心の病みは
そこは
なってみないとわからないことばかりなので

そこについて学びたいと思った

強く思った

昨年末に周りに宣言もした
「想念の癒しの学びを深めます」

そして今年自分が心を病んだ

環境の変化から、もどかしい時期を過ごした

目まぐるしい日々を過ごす中で、いつの間にか、望むことと現実とのギャップに苦しんでいた
休むこともできなくなっていた

できる中でやるしかないと思って
今できる最高の夏休みはなんだろうと考えた

わかんなかった

最近、寝る瞬間に、ふと浮かんだ人がいて、その人に会いたいなと思った

その人のことを思い出して、話したときのことを思い出して、あぁ会いたいなと思ったらめちゃくちゃ泣けてきた

それが、「自分が経験してないことは言わない」と言った人

あ、ここから始まったんだ
と思い出した

この人に会って、話をしたい
聞いてもらいたい

この言葉の想いをもっと知りたい

この人は、とても尊敬してる人
ネパールに看護学校を作った

不便な中で日本と年半々の生活をしながら
近年よく聞く恩送りという言葉を使わずとも
想いが自然にずっとそれをしている

いつ死んでもいい、と
とても穏やかにお茶目に、にこやかに話すけど、その裏に悲しみや寂しさや太い芯を感じた

私が言ったことが意図しない伝わり方をしてるなと思ったときに二人きりで話をしたときも、まっすぐ受け止めてくれた

この人にはかなわない

この人みたいになりたいとも思わないくらい壮絶な経験をされている

この人みたいになりたいとは思わないけど、この心の有り様はどんな気の持ち様でなってるんだろうととても知りたい

この人に会ったら
話したら
何か見つかる気がする

きっとこの人は
こうしたらいいよなんて言わない

ただにこにこと
私の話を聞いてくれて
私を見てくれるんだと思う

明日連絡してみよう

そんな人になりてーよ
と思う

今のつらさもきっと
そのための経験なのかもしれない