継続するコツを読みながら自分解放宣言

「人は何かを継続しているときが楽しい」

私は整体師です。
体の悩みを解消したい人に、触れて直接施術をしたり、食事内容をアドバイスしたり、内臓の具合も神経の仕組みを利用する方法で調べて、アドバイスをしたりしてます。

私をお医者さんという人もいるけど、私は学校のようなところで勉強したことはありません。
自分が逆子を治してもらった整体師の先生に師事して、セミナーに通って勉強して身につけました。

実践して、勉強して、もっと自分を高めたいから、悩む人を助けたいから、たくさん実践するために開業しました。

整体師って、腕が悪いとかえって悪くしたりするし、プライバシーなことだから、やってますって看板がないと、警戒されてさせてもらえなかったりするので。

HPは夫が作ってくれたり、名刺は大好きなイラストレーターさんにお願いしました。
自宅の一室を施術部屋にして、たまにお客さんの家に出張もして。

そんな感じでやってきて三年。
新型コロナウイルスが流行り出す直前の秋から始めました。
なかなかお客さんなんて来ないし、こちらから声をかけることがほとんど。

それでも、遠方のセミナーに参加したり、師匠や仲間とコミュニケーションを取り続けて、楽しんでたし評価もされていました。

そのうちに遠隔でもできるようになって、直接会ったことのない人から依頼をもらったりして、遠隔でその人の健康状態を見て、悩みを解決できる食事療法とかお風呂の入り方など、アドバイスしていました。

それでアレルギー性皮膚炎や、頭痛、生理不順などがよくなったって言ってもらったりしてました。

「東京に一週間行きます。施術受けたい人いますか」と募ったら16人集まってくれました。
地元なのもあって、友達とかその家族もいたけど、「SNSで見てました、待ってました」みたいな人も何人か、あと遠隔で受けてくれたことのあった人とかもいて、神奈川から来てくれた人もいました。

家を借りて、そこに来てもらったり、レンタルルームを使ったり。
スケジュールいっぱいに組んで、まさに出張整体って感じでとても充実してました。
夜は知り合いのお店に行ったり、会いたい人たちと飲みに行ったりして、最高でした。

こんな感じで、積極的に活動してきたのですが、ちなみにうちには小学校低学年以下の子が3人います。
常に夫が助けてくれて、私はこうして活動してきました。


ここで冒頭の、「何かを継続しているときが楽しい」に戻ります。

施術をしたあと、当然、また来てくれる人もいれば、それっきりの人もいます。
「あー体が軽くなったありがとう」と喜んでもらってそうなる人も、パッとした反応のない人もいます。
そのとき、どちらにせよ、私には少しの寂しさのような引っかかりが残るんです。
喜んでくれた人なら、悩みが解消されたから必要なくなったって人もいます。引っ越しとか、何か事情がある人もいます。

反応が薄かった人なら、力不足を反省することもあるし、整体のスタイルも様々なので合わなかったパターンもあります。
つまり、評価が気になるんです。

喜んでくれて必要なくなったパターンなら、一言連絡もらえれば気にすることもないですが、整体の店舗となればわざわざそんな連絡しないですよね。

面倒臭い人間だなと思えてきましたが、人と人 が お客さんと店 になることで人間味が薄まることってあると思うんです。
昨日思ったことなんですが、結構自分にとってはスッキリした気付きなのでちょっと改めて書きます。

継続しているときが楽しい、評価が気になるという話です。

音楽も本も、作り出しているときが楽しいですよね。
完成させて、それを世に出したりした結果が思わしくないと、落ち込んでしまう。
こんなはずじゃなかったのにって自信を失って、楽しめなくなって、ついにはやめてしまう。
私が感じていた引っかかりには、こういう理由があったんだと、坂口恭平さんのおかげで言語化することができました。

整体するのは好きで、楽しいんです。小学生の頃から友達や親にマッサージをしてました。部活の合宿で順番待ちの列ができたこともありました。
純粋に、整体して喜んでもらうのが喜びなんです。

お客さんを呼んで、お金をもらうと、評価を気にしなきゃいけなくなる。他の整体院や人と比較してしまう。
お客さんが来ないと、人の体の悩みに触れられなくなる、整体を継続できなくなる。

好きだからしていたはずなのに、考えるのは営業や集客のことになっていて、SNSでの見せ方とか、ビジネス論とか、実践より事務的なことに頭を使う時間が増えていきました。

実は整体を仕事としてすること、お金をもらうことについては、二年前にも悩んだことがあります。
マザーテレサに興味をもって映画を観たりした後に、「自分のやっていることは慈善活動だ、お金なんて考えたくないんだ」って思いました。

でもそれは周りの誰にも理解されず、お金をもらうことが自分にも相手にも良いことだと、私も考え方を改めて、それじゃあ思いっきりやろうと腹をくくって営業を始めたのです。

そして今年、限界を超えました。
整体を始めてから不調なんて年に一度あるかないかくらいだったのが、年始に起き上がれないほどの頭痛になりました。
何もしたくなくなり、仕事のことも考えられない。

夫は全部受け止めてくれたので、一旦止まろうと。
周りにも優しい人たちがいてくれたおかげで、話をしたりお酒を飲んだり、好きな音楽を聴いたりライブに行ったり映画観たり寝たりして、2月には一度復活しました。
でもその後もなんだか不安定で、時々体調を崩したり、疲れやすかったりしていました。

それがやっと今度こそ晴れたかなと今、思っています。

今の私は、ただ好きなことをしたい。

したいことを継続し続けたらどうなるのか知りたくなっています。
やっぱり嫌なもんは嫌だし、できないもんはできない。

「キャパなんて超えてやる」って、携帯のいつかのメモに入ってた。それを有言実行した。
だから、改めて思うんです。

整体をしたい気持ちは変わらない、余計な考えたくないことは考えずにただ整体したい。
相手と私の本気の向き合い。そこには純粋な気持ちだけでいい。それが自分の喜びだから。

でも、これもまた変わるのかなー?ってくらいに思っとくほうが楽っぽいのでそれくらいにしておきます。

長くなりましたがこんな感じで書いていくと思います。
また書きます!

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