仕事と趣味、プロとアマについて思い巡らす
継続するコツ第八回を読んでいて、引っかかったのでメモ。
https://note.com/kyoheisakaguchi/n/ne7bf7001082f
より引用
『映画とかもそうですけど。たくさん人が関われば関わるほど、なんか色々面倒なことが起こるし、しかも、絶対、質が変わっていくじゃないですか。もちろん生きていく上ではたくさんの仲間に囲まれた方が幸せな人生かもしれませんが、仕事だけに限っては、作品を作ることに関してだけは、できるだけ人と関わらない方がいいなと思ったんですね。安直な考えではありますが、そんなわけで建築家になることを僕はやめたんです。現行のルールの中での建築家という仕事は僕には無理だなと。』
これ深堀したい。
自分にとっても、現行のルールの中での整体師という仕事は私には無理だなと思う点があるのかもしれない。
仕事はお金になること?だとしたら、これからやろうとしている飲食業のバイトということになる?
・整体を仕事にすると、お金を得るために、生活に必要なお金を得るためには、稼げるように考えなきゃいけない。店舗デザイン、メニュー、価格、広告、HP、SNSでの見せ方、時間の使い方。
・バイトを仕事にすると、お金を得るために稼ぐには、用意されたステージで、条件で、タスクをこなせばいい。さらに自分でもっとこうしたらお店の売上につながるとか、お客さんが喜ぶとか、従業員が働きやすいとか、チームが円滑になるとかはあるから、それは人と一緒にするという上では必要な考えだから言われた通りするだけじゃなくて積極的に関わらないといけない(し、これまでの飲食経験からその方が楽しいと思う)。
でもそもそも、お金になること=仕事ではなくて、趣味でもお金になることがある。
仕事ってなんだ?趣味ってなんだ?
「仕事=辛いこと、趣味=好きなこと」でもない。
整体も飲食業も好きだし、辛いこともある。やりたくないけどやらなきゃいけないこともある。
それをやらないのが趣味なのか?
整体を仕事にして思ったのは、やりたくないことまでしなきゃいけなくなる。お金のことなど考えずにただ純粋に整体がしたいし、体の悩みがある人の解消のお手伝いができたら嬉しい。そのためにセミナーを受けたり本で勉強するのは苦じゃなくむしろ楽しい。
ここまで考えて調べてみる。(以下『Wikipedia』より引用)
『趣味(しゅみ)は、以下の3つの意味を持つ。
人間が自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。
物の持つ味わい・おもむきを指し、それを観賞しうる能力をもさす。調度品など品物を選定する場合の美意識や審美眼などに対して「趣味がよい/わるい」などと評価する時の趣味はこちらの意味である。→美学用語の「趣味」
人間が熱中している、または詳しいカテゴリーのこと。
職業(プロフェッショナル)として成立している範囲の事柄を趣味(ホビー)でおこなう人は、アマチュアと呼ばれる。』
おお、アマチュアという言葉があったか。
『アマチュア(英: amateur)は、芸術・学問・スポーツなどを、職業ではなく、趣味や余技として行う人。素人、愛好家とも言う。よく「アマ」と略される。対義語はプロフェッショナル(professional。金銭を得る人)』
なるほどー。
プロフェッショナルとアマチュアの違いの定義はスポーツによって様々あるみたいだけど、こういう例が挙げられている。
『プロとアマチュアを区分することについて、日本ゴルフ協会は「金銭のためではなく、純粋にゴルフの挑戦に対してプレーするというアマチュアに適切な制限を課し、一方でプロフェッショナルとしてゴルフをプレーするプレーヤーの職域を侵害しないことを確実にします」と、その意義を謳っている。』
関連語としてセミプロ、ボランティアも調べてみた。
『セミプロフェッショナルスポーツ(英語: semi-professional sports、略称:セミプロ)とは、スポーツを行う際に給与をもらっておりアマチュアというわけではないが、完全にプロフェッショナルとしてスポーツを行なっているわけではないスポーツ選手を指す用語である。
また、セミプロという用語は写真家やミュージシャンなど芸術・芸能活動で収入を得てはいるが、それだけは生活には充分でないためアルバイトやパートタイム労働などによる副業で生計を立てている者にも適用されることがある。』
『ボランティア(英: volunteer)は、自らの意志により(公共性の高い活動へ)参加する人のこと、またはその活動のこと。』
なるほどー。セミプロは書き方がなんだか消極的だなぁ。でも現実これに当てはまってしまう気がする。ボランティアはちょっと違うのかな。
アマチュアは報酬をもらわないのか。
坂口恭平さんが自身のことをアマチュアって言ってたなぁ。
やりたいことを、お金のためではなくやっている。執筆とパステル画のことを仕事と書いてるからこれは仕事なのか。ん?プロなのか。
アマチュアだろうがセミプロだろうがそんな言葉のくくりはどうでもいいと思いかけているけど、自分がどう生きたいかを知る発見がありそうなのでもうちょっと深堀りしたくなっている。
今日は坂口恭平さんの『継続するコツ第八回』を読んでいて、自分の活動について、仕事、趣味、プロ、アマの線引きについて巡らせることになった。
答えは出てないし、記事の途中で引っかかって考えたくなってしまったので、まだ全部読んでないのだけど、また発見がありそうなので戻って読みます。
こうして巡らせるのは楽しい。
そして書きながら考えると頭の中に出てきたことがそのまま文にできるので良い。
一瞬浮かんだことを頭の中だけだと記憶に残らず流れてしまうこともあるけど、それもそのまま書いていくことによって、書いているうちにパズルのようにその言葉を自分で読み解くことになったりもして、発見があったり理解や考えが深まったりすることがある。
今日のnoteも自分のメモのつもりで書き始めたけど、思いがけず広がったのでそのまんま出すことにしまーす◎