【一駅日記】これが大人になるということならば ー 2023.01.31
帰りの電車一駅分の時間で一日を振り返る。
本日、誕生日を迎え、26歳社会人男から27歳社会人男になりました。
誕生日は彼女と特別な夜を過ごし、あたたかさに包まれて幸せたっぷりな一日になりました。
とまぁ、そんなわけもなく。
普通に仕事の一日。さらに言えば会食の一日。
私は飲み会の席が嫌いだということに、最近気がついてきた。
私がお酒を飲めないからじゃない。
根本的に他人に興味がない私は、他人の話を聞くという行為にも恐ろしいほど、死ぬほど興味がない。
そう、興味がない。
さらに言えば他人の武勇伝はますます興味がない。
だから基本、私から口を挟むことはなくて、ただただ相槌を打ちながら、みんなが目を逸らしてるうちに美味しい料理をいただく。
けれど、もっと自分を出していかなきゃいけないんだろうな、とも思う。
ガツガツ言って、自分をアピールして、気に入ってもらって、ってことをしなきゃいけないんだろうな、って。
そこで困ってしまったのは、他人に興味がないことと同じくらいに、私は案外、自分に自信を持っているらしい、ということだ。
きっと、今日、27歳になった今日。
こんな経験をしていたら、「変わらなきゃ」なんて思うんだろうけど、変わる必要性を全く感じない。
ここでガツガツいかないと成功できないぞ、という話ならば、そこでガツガツいかなくても成功できる道を死んでも探してやるよ、と反抗心むき出しになってしまう。
他人の成功体験とか、アドバイスとか、死ぬほど興味がない。
何を持って成功と言うのか、どの時点で成功と断定するのか、果たしてそれは本当に成功なのか。
そんなことを考えてしまうと、他人に死ぬほど興味がない。
ますます、ますます、他人に興味がなくなる。
飲み会で一番楽しい時間って、みんなが騒いでるなか、隣の人とか正面の人と、2人にしか聞こえないぐらいの声量で話してる瞬間でしょ。
その空間がない飲み会は、ノーカウントだ。
ますます、大人になれそうにないことを実感した2023年の1月31日。
(仕事をもっと頑張ろうと心から誓った夜でもあるのだが)
Facebookの誕生日の公開設定を非公開にした。
これで世界中のどこにも、私の誕生日は載ってない。
そうしたら誰からも誕生日のお祝いメッセが届かない。
とてつもなく心の底から、これでいい。と思う。
リマインドされないと覚えてないような関係性なんて、私には必要ない。
覚えていて、わざわざLINEをくれた人たちだけを私は愛する。
今夜のおともはイヤホンを忘れてきたからなし。
でも、イヤホンを忘れたおかげで終電の山手線の素敵なアナウンスを聴くことができた。
こんな言葉が溢れる世界ならば、他人にも興味を持ってもいいのかもしれないって、ちょっとだけ思える。かも、しれない。