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鬱で体調を崩したときの日常生活のはなし

鬱状態のときは、とにかく体の全ての能力が下がってしまっていてレベル100からレベル1になった、そんな状態でした。

頭の動きも悪く、体力もない、働けない、眠れない、漢方薬でさえも副作用が強くて体調不良を起きてしまう。

身体が非常に重くて何か一つの行動をするだけで、予期不安と不定愁訴が酷くて身体全体が悲鳴をあげているようでした。

病院に行くためにも準備に時間がかかるので、通常なら二時間かからない支度も、三時間以上余裕を持っておかないととても間に合いませんでした。

病院に着くまで、バスで二、三十分もかからない距離であっても、予期不安が何度も襲ってきて、降りて休んだ方がいいんじゃないかと思いつつも、病院に遅れたらいけないから我慢しなきゃ、誰も助けてくれないし、我慢しなきゃとじっと耐える日々でした。

通院だけでもこの状態だったので、病院と最低限の買い出しの他に動くこともできなかったです。

お店で買い物をする時も店内の灯りが眩しいと、動悸や焦燥感が出るため、美容室ら予期不安が酷いため長時間座ることができなかったので、半年以上行くことができなくて、鏡を見るたびに落ち込むことが多かったです。

ですが、人間といえども生き物なので「動く」「陽にあたる」は少しでもした方がいいと思い、ベランダで日光浴をしたり家の中で歩数計を確認しながら歩くことは心がけていました。

少しでも体調がいいなと思う日は、パニックを起こしかけたら帰ればいいと自分に言い聞かせながら近所の神社へお参りまで散歩に行きました。

今日はどこまで行けた、前より疲れにくくなっていた、今日は寒かったせいか途中でパニックになった、などの記録をつけていくと、働いていない状態の起伏がない生活の中でメリハリが出てくる感じがしてよかったです。

病院の他に月にカウンセリングも受けていたのですが、これも回復のために必要なことだったと思います。

外との交流がほとんどない中で、専門の方とお話をすることで、カウンセリングの内容をノートに書いていくことで客観的に今自分がどんな状態なのかを振り返りができるようになりました。

また、自己肯定感がなくメンタルの状態が不安定な私などと誰も話をしてくれないと思い込みがある中で、お金を払っているからこそ仕事としてきちんと対応してくれて、私の状態が悪いというのも理解してくれてる、だからこそ安心してお話することができる。こんな人が身近で支えてくれるのはとても心強かったです。

五十回にも及ぶカウンセリングでしたが、粘り強く対応してくださる、相性も良く信頼のできる良い心理士さんだったと思います。

それから、一見関係なさそうにみえて、実は体調不良に関わっていたことがあります。
肌につけるものです。

最初にお話したとおり、レベル100からレベル1になっていたのは皮膚の状態もでした。

今まで使っていた化粧品ですが、肌に付けた途端、冷や汗、動悸、吐き気、のぼせなどの不定愁訴が起きました。
始めは気のせいかなと思っていたのですが、食事などを極力見直してどのタイミングで不定愁訴が起きるのか測っていた時に、どうも化粧品が怪しいなと分かり、国産のもの、アルコールや鉱物油が使われてないもの、極力添加物がないものに変えていきました。

ですが、ボディーソープも見直しする必要があると分かり、特にボディーソープは肌に合うのが難しくて(無添加でも合わないのが多かったので)探すのに本当に苦労しました。
結局スポンジなどで泡立てて、それを肌にのせるといった方法で不定愁訴は落ち着いていきました。
色白の方は肌など敏感な方が多いのでご注意ください。

それから、意外に大事なことなのですが、できるだけ規則正しい生活を心がけた方がいいです。
体調が悪い時だと、吐き気がすごかったり身体がだるくて動かなかったりで、朝ごはんの時間が11時になることもありました。

これだけでも自律神経がおかしくなる原因のひとつになります。

朝ご飯は遅くとも9時までには食べて、午前中と午後それぞれ散歩する。夜ご飯は9時までには食べて0時までには布団に入るようにする。
こなせるだけの気力が回復してきたときには、ぜひ意識してみてください。

身体がある程度回復してきたら、外に出るための初めの一歩にポスティングなどの仕事をするのがおすすめです。

正直、ほとんどお金にはならないのですが、お給料が発生するとある程度の責任感をもってこなさなければという気持ちであったり、今まで切れかけていた社会との繋がりを持てるようになります。

鬱状態から復帰するにあたり、すぐ社会復帰できり方ばかりではないと思うので、初めの一歩におすすめな仕事です(少なくとも私は無理でした)

一週間で1000枚のチラシのノルマがあり楽な仕事ではありませんでしたが、日中歩くことで頭がスッキリして身体の調子がよくなり、長期間の休みにより色んなことに対して消極的だった気持ちが前向きになれてきましたし、配布計画を具体的に考える必要があるので頭の体操にもなりました(余談ですが服装をきちんと見直すきっかけにもなりました)

よかったら、試してみてくださいね。


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