今年のエタップはまさかのリスケ
数日前、今年のエタップドツールドフランスの日程変更がアナウンスされた。今年のエタップはニースをスタート地点とするのだが、フランスの選挙が開催予定の7月7日に行われることになり、ニースの市長が「自転車イベント実施はきつい」と判断し、なんと1日前倒しとなり7月6日の開催が決まった。
参加する側としてはこれは厳しい。もう1ヶ月を切っており、飛行機や新幹線、ホテルの予約を変更しなければならない。もちろん人によっては休暇取得のスケジュールも変える必要がある。主催としてもかなり厳しい決断になったはずだ。
エタップは、150キロの道を封鎖してアマチュアのために行なわれるイベントだ。東京マラソンのように、プロアマ混成であれば、その国際的な競技団体や放送との調整など、選挙との共存の道もあったのかもしれない。しかしながら、エタップは100%アマチュアのためのイベントだ。開催地の判断には従わないといけない、ということなのだろう。そしてニースは大都会だ。選挙への影響は大きい。参加を予定している人には大変なことしかないだろうが、無事に参加できることを心から願っている。
なお、パッケージツアーをお勧めするのは、こういった予期せぬ事態への対応もある。少なくともホテルや前日イベントへの導線なんかはしっかり対応してくれるだろう。
今年は世界中が選挙イヤーだ。
エタップに限らず、この様な不測の事態が起こる可能性がある、とは意識しておくといいのかもしれない。また、最近の選挙は暴動などのリスクもある。海外を自転車で走ることは素晴らしく楽しい経験だが、くれぐれも安全に帰れるように、気を付けなければならない。安全第一。
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