アップアップ

自転車レースが好き 自転車に乗るのが好き ふつーの人がエタップ・デュ・ツール・ド・フランス(L'Etape du Tour de France)に参加した記録と、必要な方への情報提供になれば幸いです。

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最近の記事

2025年のエタップドツールドフランス発表。行く?行かない?

先日、2025年のツールドフランスのコースが発表され、合わせてエタップドツールドフランスのコースも発表された。 l'tap du tourdefrance アルベールビルからプラーニュ峠までの131km, 獲得標高は4500+。5つの山登りだ。平坦はほとんどない。見所は山頂フィニッシュ。ゴールした時の達成感は凄そうだ。忘れられない体験になることは間違いない。ゴールさえできれば。。。 アルベールビルと言えばかつての冬季五輪会場。山岳地域であることは容易に予想される。 およそ

    • 別府史之氏による2024エタップドツールの報告

      サイクルスポーツに寄稿された、別府史之氏によるエタップドツール参戦記。 これが非常に良い。別府史之氏は自転車だけに留まらず、文才まであったのか、と思わされる程、エタップドツールの魅力が伝わる文章だ。 エタップって何? エタップってどうなん? という質問が来たら、このリンクを送ればもうそれで十分だろう。それくらい、エタップの魅力が詰まっている。 もちろん読んだ後は、また行きたい!という気持ちにさせられた。最近は家庭の事情であまり自転車に乗れておらず、毎年恒例のAACRも

      • もし100万円使うなら、新しい自転車よりもエタップ参戦

        最近のハイエンド自転車の値段は、議論が事欠かないくらいだ。コストパフォーマンスが良い、とされるGIANTだってCANYONだって100万円を超えるモデルがある。もっともこれは、フレームの値上げだけでなく、コンポーネントの価格の高騰や、完成車でついてくるパーツの高級化もあるので、メーカーの努力だけだどうにかなるものではないこともある。まぁ、とにかく、今ハイエンドの自転車を買う基準の金額が3桁になっているということに異論はないだろう。 お金の使い方は人の好き好きだし、しょせんは

        • ムニュスポルティフ

          いよいよ明日はフランスはエタップドツールかー。いいなぁ、羨ましいなぁ、とXに流れてくる投稿を眺めるこの頃。今年は別府史之氏も参加とのこと。きっと早いんだろうなぁ。 そんな別府氏のXを見ていると、前日の夜ご飯にムニュースポルティフを食べた、との書き込み。見ると、パスタとチキン。タンパク質と炭水化物。 そういえば自分も去年は似たような食事を食べたな、と思い出した。割と気に入って翌日にも行ったなぁ。 宿泊したエリアでは中東系やイタリア系の移民が多いのか、フランス料理の店よりも

          ツールドフランス2024開幕

          今年のツールも今日から開幕。早いなぁ。あっという間だなぁ。去年はもう、ヴィンゲゴーかポガチャルか、って感じだったけれど、今年はログリッチもレムコもいるし、優勝争いは去年より楽しめそう。 スプリントは、、、Netflixのせいで、悪役フィリプセンを誰が倒すか、みたいな印象になってしまった。ヤコブセンは移籍してるのね。カベンディッシュも含めて、昨年落車などで力を出し切れなかった選手の奮起を見たい。 そして、アラフィリップのいないツールは寂しいなぁ、とも今は思うけど、きっと違う誰

          ツールドフランス2024開幕

          ネフリのツールドフランス2を見て

          第一ステージのイェーツ兄弟のワンツー、カッコよかったなぁ、第一ステージから泣くかと思ったことを思い出した。 自分が走ったコースもドキュメンタリーの対象だ。カルロスロドリゲスが勝った日、ゴール前の下りは急で、道も狭くクネクネしていて、危ない下りだ、と慎重になったことを覚えるている。改めて、エタップに参加して良かったなぁ、そしてまたいつか走りたいなぁ、と感じた。 ネフリのツールドフランスの番組はとても面白かった。出演してる選手や監督たちは大変だと思うが、今時、映画でもあんなに

          ネフリのツールドフランス2を見て

          今年のエタップはまさかのリスケ

          数日前、今年のエタップドツールドフランスの日程変更がアナウンスされた。今年のエタップはニースをスタート地点とするのだが、フランスの選挙が開催予定の7月7日に行われることになり、ニースの市長が「自転車イベント実施はきつい」と判断し、なんと1日前倒しとなり7月6日の開催が決まった。 参加する側としてはこれは厳しい。もう1ヶ月を切っており、飛行機や新幹線、ホテルの予約を変更しなければならない。もちろん人によっては休暇取得のスケジュールも変える必要がある。主催としてもかなり厳しい決

          今年のエタップはまさかのリスケ

          アラフィリップ、ジロ12ステージで逃げ切り

          アラフィリップは、華やかで色気のある選手。感情をむき出しにしながら走り、レースを盛りあげる。2019年のツールドフランスで、マイヨジョーヌを着ながら、TTで勝ったレースは、お祭り男のイメージを私に定着させた。強く、そしてカッコいい選手、といえばアラフィリップだ。 そんなアラフィリップがジロで見事な逃げ切り勝利を収めた。今日もまた感情をむき出しにしながら、最後は蛇行しながらも全力で踏み切り、ゴールを超えた瞬間のガッツポーズは相変わらずのカッコ良さであった。 また、レース後の

          アラフィリップ、ジロ12ステージで逃げ切り

          エタップドツールに持って行くべきもの

          エタップは世界で最も大きな自転車イベントの一つ。前日にはゼッケンをもらいにイベント会場に行く。もちろんそこには物販の店もあるが、ぜひ日本から持って行くべきものを3つ、経験から紹介したい。 チューブ 「当たり前」とも思うが、ここは「あえて多めに3つくらい」持って行くことをお勧めする。なぜなら、エタップに参加すると、前日や前々日にきっと試走したくなる。もちろんそうなるはずだ。パンクというものは、前触れもなく突然やってくることもある。かくいう自分がそうだ。前日の試走でパンクした。

          エタップドツールに持って行くべきもの

          エタップでの事故には注意

          プロのレースを見ていても、落車はしばしば起こる。機材も進化し、アマチュアでもかなりの速度で走ることができる。ヘルメットだけで、身体はプロテクターもつけずに走る自転車は、割と危険なスポーツと言える。 コースを封鎖することで快適に走ることができるエタップ。それ故に特に下りでは相当なスピードで走ってくる人も少なくない。それに伴い、コースアウトや衝突など、事故も発生する。道端で血だらけになっている人、その場で治療を受けて腕を吊られてる人、タンカで運ばれてる人もいた。走行中、何回も救

          エタップでの事故には注意

          カーボンディスクロード考

          自転車なんてのは個人の好きに乗れば良く、本人が満足なら、何に乗っても良い。自分にとってはe-bikeも、ヒルクライムでは体力差を埋めて誰かと一緒に楽しめる良い乗り物だ。早く走るだけが自転車ではない。 そんな考えの自分は、コロナ前にカーボン製の自転車を処分して、スチールの重たい自転車に乗り換えた。クローズドサーキットで走ることなどなく、常に他の自転車、車、歩行者、ネコ、鳥、等々に気をつけながら走ることが多く、必然的にスピードは出さない。カーボンに乗ってた頃は、早く走らなきゃ、

          カーボンディスクロード考

          レンタカー無しでツールドフランス現地観戦

          先日、JSportsの輪生相談にて、ツールドフランスの現地観戦に関する質問があり、栗村氏が丁寧に解説されていた。 非常にためになる内容で今後現地観戦をする人は是非見ておいて損はない。 昨年、エタップを走った後、自分も現地観戦を行った。ただし、何ステージも見ることはできず、1ステージだけ、公共交通機関を使って観に行った。もし、自分と同じように、公共交通機関を使って観戦したい、という人がいたら何かの役に立つかもしれない。なお、自分はパリを基点としての観戦となった。 観戦した

          レンタカー無しでツールドフランス現地観戦

          海外ライドイベント一考

          このnoteは、自分がエタップに参加した経験を共有したい!と書き始めたのですが、調べていけば海外のライドイベントには魅力的なものが数多あるわけで。 ツールドフランダース、パリルーベ。。。海外の自転車文化は、プロだけではなく、アマチュアにも同じコースを用意することで、自転車愛好家の気持ちを掴んでいるのだろうなと思い知らされる。羨ましい。。。 そろそろ始まるヨーロッパの自転車シーズン。春のクラシックも見どころが多い。走りたくなる道も多い。もし、気になるレースがあれば、エタップ

          海外ライドイベント一考

          エタップドツールを走る自転車たち

          エタップは、とにかく完走目的で走る人もいれば、タイムを競ういわゆるガチ勢もいる。10000人を超えるライダーが、それぞれの自転車を駆ってゴールを目指す。 さて、エタップではどんな機材が多く使われているのか。あくまで自分が見た範囲の、感覚的な印象で言うと、 フランスバイク優勢 特にLOOKとラピエールは非常に多い。さすがお膝元。意外に?TIMEは少なくて、日本と同じくらいの割合と感じた。一方、めちゃくちゃ多かったのがOrigineというメーカー。シンプルですっきりとした見た

          エタップドツールを走る自転車たち

          エタップの日本人

          エタップ・ドゥ・ツールドフランスは、参加申し込みのフォームに国籍を各欄がある。ちなみに、空欄でもいい。そこを書くと、ゼッケンに名前と共に国旗が記される。エタップを走ってると、お、前にいるのはイギリスから来た人か、みたいなことが分かる。 当然、自分が日本から来たことも周りに知られるわけで、走行中後ろから声をかけられる。日本からの参加者は決して多くないので、珍しがられるのだろう。「日本から来たのか!? わざわざこのために?! ずいぶんと好きモノだな!」「頑張れ日本人!」みたいに

          エタップの日本人

          エタップに向けたトレーニング フィッティング篇

          エタップ参加に当たり、初めてちゃんとしたフィッティングサービスを受けてみた。色々なお店でコンサルテーションしてくれると思うが、自分は多摩川サイクリングロード、矢野口の近くにあるActivikeさんにお世話になった。 ポジションのチェック、というとどこかレース志向な人向けな印象がある。しかしながら今回は、エタップ完走が目標、ということもあり、ゆっくりでもいいから、楽に長く、特に登りを走れるようなポジションやペダリングについてアドバイスをリクエスト。自転車に乗ってる姿を動画に撮

          エタップに向けたトレーニング フィッティング篇