見出し画像

エタップ・デュ・ツールをレンタルバイクで走る

エタップに参加する、と決まれば考えなければいけないのは、どのような自転車で走るのか、ということ。

プロが走るコースと同じ、ということで決して易しいコースではなく、アップダウンはかなり厳しい。しっかりとした準備をして臨みたい。

自分は今回、日本から自分の自転車を持って行かず、現地でレンタルバイクを借りることにした。そしてそれは期待以上にいい結果になったので、選択肢の一つとして検討することをおススメしたい。

レンタルバイクを勧める理由の最も大きなものは、
・良い自転車を借りることができる
ということ。レンタルバイク、と聞くとエントリーモデルの比較的低価格の自転車を想像しがちであるが、選択肢はかなり多く、ピナレロのDogmaまでラインナップされていた(2023年の場合)。自分が今回、代理店を通してレンタルしたのは、ラピエールのゼリウスSL6というフルカーボンミドルグレードの自転車。ディスクブレーキでコンポーネントもアルテグラが装備されている。十二分に良い自転車だ。自分が普段使っている自転車は、「クロモリフレームのリムブレーキ、リアの最大歯数が28T」であり、レンタルの「フルカーボン・ディスクブレーキ・最大30T」は非常に大きな魅力であり、上り下りの厳しいコースでは、絶対的にレンタルのバイクの方が条件が良い。

また、その他にレンタルバイクを借りるメリットは多い。
・フルメンテナンスされた状態で貸し出してくれる
・輸送による事故や故障、盗難のリスク低下
・移動が樂(飛行機輪行はそれなりに大変。ケースも安くない)
など、「安心」「安全」に関するメリットがある。

一方で、
・使い慣れない
・フィッティング調整はサドルの高さのみ
・相棒の自転車で走る、という満足感がない
・エタップ参加後にフランスの道をサイクリングできない
というデメリットもある

普段使っている自転車や、様々なリスクへの許容度合いなど、人によってさまざまな判断があると思うが、レンタルバイクという選択肢も案外悪くない(自分の場合、メリットの方が圧倒的に多かった)。折角なので、普段はなかなか買えないような高級バイクでツールドフランスの道を走る、というのも贅沢な体験と言えるだろう。

なお、自分は「フランスの道をフランスの自転車で走る」をテーマにレンタルするバイクを決めて、とても満足できた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?