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遠回りも失敗も糧となる

息子が幼稚園の頃、初めてのことを幼稚園でして戸惑ってはいけないと、子どもに先に体験させているという方がいらっしゃいました。
この先もずっとそれを続けていくつもりなのかと思いました。
びっくりしました。

先回りして失敗させないようにする親を、カーリングペアレントというらしいです。
子どものために先回って、カーリング競技のようにブラシで障害物などを取り除いてまわる親。
でも、それは本当に子どものためなのか?子どもが失敗や遠回りをするのを見ていられない自分のためではないですか?

私も息子が小さい頃はそんな親でした。
よく「大丈夫?」と聞いてしまっていました。
小学3年のある時、中学受験塾に入れるため勉強を教えていました。
分からなくて黙っているのかと思って説明していたら、「自分で考えたいから言わないで」と言われました。

ついつい近道や短時間でと思っていました。
自分で考える時間も大切だし、それで失敗したとしてもそれはその子の記憶に残って考えるきっかけになります。
成長にもつながります。
回り道も失敗も子ども自身の体験として必要なのではないかなと思います。
それらは親に奪われるべきではなく、大切な子どもたちの権利の一つでもあるのではないでしょうか?

と、成績は上がらないけれど目標は高い息子のテストの結果を見ながら、ため息混じりで考えてみました。
やれやれ(~_~;)


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