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Transnational 教育コンサルタントへの道2
Hello, みろろんです。
前回は私の仕事の原点の気持ちを記させていただきました。
もしかしたら気分を害した方もいらっしゃるかと思います。それを承知で書きました。私からするとその気持ちがなかったら、この仕事をしたい、と思っていないからです。
さて、今回は次のステップのお話です。
お付き合いいただければうれしいです。
もともと私は自分でイギリスを選んで滞在したのではありません。どちらかというとヨーロッパは苦手。(どうしてもお高くとまっているイメージがあったんです)
なぜ私がイギリスに?という方はこちらをどうぞ。
そんな私は引っ越しを繰り返し、現在の町に来て、補習校と出会います。
そして私の原動力は
「子供たちは私がイギリスに来た時の時のような経験、いえ、もっと過酷な経験をしているんだ。その子たちに寄り添いたい!」
ということだけです。
だから教える教科は二の次なんです。(先日校長に言われました。そういう人材が欲しいと)
採用されたとき、同僚に「(みろろん)先生は安心だわ。すぐに子供たちから信頼を得ているから」と言われました。
また、過酷な経験とは現地校(イギリスの月ー金の学校)のことです。
私は何もなく、引きこもることも、何もしないことも渡英したころ(ハズに)許されました。
不満がたまると
「あんたがこんなところに連れてきたんでしょ!」
と大声で叫ぶこともありました。
しかし、私の関わっている生徒(中学生でした)はみんなすごく大人。
もしかしたらご家庭内では言っているかもしれません。
しかし、土曜日、学校に来た生徒たちはそんなことは口にはしません。
ひたすら日本式の授業を受けるのです。
そこからいろいろな生徒(といわず、人々、と言わせてください)と出会いました。
「先生には私の苦労が解らないでしょ!」と挑戦した態度をとる人。
「私外国長すぎて実はほとんど日本語理解できていないです」という人。
「ハーフだからってバカにされたくないんです」という人。
「ここ(補習校)はオアシスなんです」という人。
そんな一人一人が愛おしくて、ずるずる続けちゃっているんです。私にも平日の仕事があるのに。一時期は週6フルで働いてました。
だからとっても「同志」みたいな気持ちが私にはあるんですよね。
確かに不慣れな英語で平日勉強して、イギリス人と同じ試験を受けて、さらに土曜日日本語で勉強する、という生活は並大抵ではありません。
私も教えていただけの時より、自分の子供たちが通い始めて分かることもたくさんありました。そして苦労も・・。親の苦労も。
補習校では誰も何も言っていないのにほとんどの生徒が日本の「お弁当」を持参してきます。
イギリスでも「デコ弁」や「キャラ弁」はテレビで紹介され、お昼にはサンドイッチのイギリス人からも
「ホントにあんなお弁当毎日作ってるの?」
と訊かれたことが何度もありました。
そして番組をみると、どれほど時間がかかるかも皆知っています。
全員がそういうお弁当ではありませんが、保護者の方の熱意もお弁当から感じられるのです。
そして、それに応えようとする子供たち・・・。
一層授業に気合が入るみろろんです。
え、それがなぜTransnational 教育コンサルタントなのかって?
私は当時子供にだけ向けていた情熱を、保護者にも向け始めたからなのです。
3.に続く。
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