
そしていよいよ卒業論文(修士論文)を書きます! ~帰国生はなぜ大学で理科系を選ばないのか?~
Hello, みろろんです。最近晴れていたのに今日は曇り。雨が降りそうで降らないギリギリが普通のイギリスです。
さて、前回Summer schoolで最後のmoduleを終えた私。先生もいい人で結構いい成績をつけてもらいました。内容は帰国生が感じるイギリスと日本の数学教育の違いについてでした。
語りだすときりがないのでまたの機会に書きたいと思います。
今回はその後すぐに始まったDissertation(卒業論文)です。これは今までの6000ワードでなく、15000ワードという長編。
書き方などはいろいろ情報を集めていましたが大事なのはテーマです。
まず自分のテーマと背景(background)、手段(method)、参考文献(reference)を2枚程度にまとめます。それを読んだ教授陣とマッチングを行い担当教官の決定が行われます。
いろいろなブログでこれが一番大事!といわれていたのに、私は過去(すごく昔)に日本で研究されていたこと、理科離れが叫ばれていた記事をみていたのでこれしかない!と決めて書きました。
そして理科教育専門の先生が担当になったのですが・・・。
最初のミーティング(オンラインで行われます)はうまくいったんです。
その後大変になることも知らずに・・・。
私は集大成として、一番気になっているテーマを選びました。それは
帰国生はなぜ大学で理科系を選ばないのか?
私は今まで補習校(主に駐在員の子供さんが通う日本のカリキュラムに沿った週末の学校。地域によって平日の放課後というところもあります)で教えてきた経験として、イギリスにいる間数学がすごく得意!という生徒が多く国語は教えにくい(モチベーションとして)が数学はやりやすい、というのが感想でした。しかし、帰国後の進路を聞いてみるとほとんどが英語を生かした学部や文系が多く、いわゆる理系は少数派。それはなぜなのか?ということを示すためにテーマをこれに選びました。
しかし、担当教官からの厳しいお言葉。
それは研究しにくいテーマである
興味に関することは社会科学的に「証明」することが難しく、心理学の中でもいろいろな試みがされている分野ですが、教育の中ではAならばBということが言えないのであまり研究されていないとのこと。
結論までいかなければ論文にならないのはわかっているのですが、何か共通点があるのではないか?と考え進めることに。
そのうち先生から「その視点では論文になりません」と言われます。
私はそれでも自分が一番知りたかったことなので(ゴリ押しで)進めていきました。。
そのうち仕事と子育てと家事と論文で頭がいっぱいになり、休学することに。
もう何から手をつけていいのかわからなくなっていました。
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