コロちゃん

よる8時になったら酒も飲めないし
お金が溜まりにたまって仕方ないな
趣味嗜好に全力で家事ふってさ
なかなか悠々自適な生活を謳歌しちゃってんじゃないの?

ありがとうコロちゃん。なんて親しい人が隣で生き苦しくしているのに

一息ついてさ、自分以外のために全力出してもいいんじゃない?
楽しむことができるのは生きているからできるんだよって
自明の事実に、自分の関心の中にひとを1人1人をおきながら
黙ってベッドの上であぐらを組んでみようぜ

二十歳だから無問題遊ぼうよって
時間が青春が色あせてもったいないよねI
エチケットなにそれ?ださい。かゆい。もったいない。
我関せず国が親があなたが悪いって笑っている

関係ねえよコロちゃん。口から放たれたのは友好の真っ赤なウィルス

一息ついてさ、自分以外のために全力出してもいいんじゃない?
僕がいるのは親父が爺ちゃんがいたからんだよって
バタフライエフェクト。小さな羽ばたきで舞っていく見えない粒子は
優しさ。思いやり。人間様しか発せない目に見えないもんだろ

残念だったなコロちゃん。何もせず何も発せず俺らは生きていく

一息ついてさ、自分以外のために全力出してもいいんじゃない?
いつか笑ってあのときは大変だったなと共通の敵を懐かしむ
恋人。家族。友達。ペット。まだ終わらせていいものなんて何一つないだろ?
全てが終わって口づけをハグを死ぬほどしようぜ。空に不安が何一つないときに

またいつか会おうなコロちゃん。。。。

嘘だよ。一生眠ってやがれ
そういって大きく息を吸い込んで大きな声で俺たちは笑った。肩を組みながら笑った。