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40代から始める機械学習!KaggleとGeminiが拓く新たな可能性

前回の記事では、Kaggleに挑戦していることをお話しました。今回は、その後の進捗状況、特にデータの前処理と解析の進捗、そして今後の課題についてアップデートしたいと思います。


データ前処理の進化:仲間との連携とデータ補完の工夫

この1週間で、データの前処理が大きく進展しました。特に、データ補完の方法について、チームメンバーの一人が中心となって様々なパターンを試してくれました。具体的には、欠損値の補完方法として、平均値補完、中央値補完、最頻値補完など、複数の手法を試したファイルをいくつか作成してくれたのです。

ここで少し補足します。「欠損値」とは、データの中で値が欠けている部分のことです。例えば、アンケートで回答されていない項目などです。これをそのままにしておくと、分析に悪影響を及ぼす可能性があるため、何らかの方法で補完する必要があります。

  • 平均値補完: 欠損している項目の平均値で補完する方法

  • 中央値補完: 欠損している項目の中央値で補完する方法

  • 最頻値補完: 欠損している項目で最も頻繁に出現する値で補完する方法

これらの手法を試したファイルを複数作成することで、後のSVMによる解析において、どの補完方法が最も効果的かを比較検討するための重要なステップとなります。

データの前処理は、データサイエンスにおいて非常に重要な工程です。質の高いデータ前処理を行うことで、後の分析精度が大きく向上します。今回のケースでは、仲間がデータ前処理をまとめて担当してくれたことで、私は解析に集中することができました。チームワークの重要性を改めて実感しました。

解析の進捗:コード作成の苦労と今後の課題

私の担当であるSVMによる解析では、上記のデータ前処理が施されたファイルを読み込み、それぞれの結果を表示する処理を今日作成していました。生成AIのGeminiの助けを借りながら、試行錯誤を繰り返し、ようやく形にすることができました。

ここで、「SVM」について簡単に説明します。SVMは「Support Vector Machine(サポートベクターマシン)」の略で、機械学習でよく使われるアルゴリズムの一つです。簡単に言うと、データをいくつかのグループに分けるための方法で、特に分類問題(例えば、メールがスパムかどうかを判定する、画像に写っているものが猫か犬かを判定する、など)でよく使われます。データを高次元の空間に写像することで、複雑なデータも効率的に分類できるという特徴があります。

当初は、Pythonの文法やライブラリの使い方など、基本的な部分で戸惑うことが多く、思ったようにコードが進まない場面もありました。しかし、Geminiに質問したり、関連するドキュメントを読んだりするうちに、少しずつ理解が深まり、コードも出来上がってきました。

本当は、テストデータによる結果ファイルの作成まで行いたかったのですが、時間と知識の都合でそこまで到達できませんでした。これは、今後の課題として取り組んでいきたいと思います。

現時点では、予想外の問題にそれほどぶつかっておらず、どちらかと言えば、やりたいことをコードとして形にするところで苦戦している状況です。しかし、ある程度形ができてきたことで、本来のデータサイエンティストとしての課題、例えば、モデルの評価、チューニング、解釈といった課題に、今後直面していくことになるでしょう。

データサイエンスの本質:見えてきた課題と今後の展望

今回のKaggleへの挑戦を通して、データサイエンスの本質の一端に触れることができたように思います。それは、単にコードを書くだけでなく、データの本質を理解し、問題の本質を見抜くことが重要であるということです。

今後は、データサイエンスのより深い部分、例えば、統計学、機械学習アルゴリズムの理論、ドメイン知識などを学ぶことで、より高度な分析ができるようになりたいと考えています。

40代からの挑戦:継続することの意義

40代から新しいことに挑戦するのは、決して簡単なことではありません。仕事や家庭との両立、若い世代とのギャップなど、様々な課題があります。しかし、それでも挑戦し続けることには、大きな意義があると思います。

新しいことを学ぶことで、脳が活性化され、思考が柔軟になります。また、目標に向かって努力することで、自己肯定感が高まります。そして、何よりも、新しい世界を知ることで、人生がより豊かになります。

まとめ:着実な前進、そして更なる高みへ

今回のアップデートでは、データ前処理の進捗、SVM解析の現状、そして今後の課題についてお伝えしました。着実に前進していることを実感していますが、まだまだ学ぶべきことはたくさんあります。

年末年始休暇を利用して、ある程度までコードを作成していこうと思います。年明けに会社のチームメンバーと集まって、更に精度を上げるための議論をするのが今から楽しみです。これからも、チームメンバーと協力し、Geminiの力を借りながら、一歩ずつ着実に進んでいき、より高い目標を目指していきたいと思います。

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