我が家に猫がやってきた!初めての猫との週末奮闘記
最近、我が家に新しい家族が増えました。と言っても、正式に家族になったわけではなく、約1ヶ月間の期間限定の居候さんです。実は、プロボノで関わっている団体から、保護猫を一時的に預かることになったのです。猫を飼うのは人生で初めて。右も左もわからない状態でしたが、週末を一緒に過ごしてみて、猫との生活の楽しさ、そして何より、娘の成長を間近で見ることができました。今回は、その週末の奮闘記を綴りたいと思います。
保護猫レスキュー最前線!スペース不足の危機を救え!
事の発端は、私がプロボノで支援している動物保護団体からの依頼でした。多頭飼育崩壊の現場の猫が多すぎて、猫を保護するスペースが全く足りないとのことでした。以前から動物保護には関心があったものの、実際に猫と暮らすのは初めて。少し不安もありましたが、これも何かの縁と思い、引き受けることにしました。
やってきたのは、生後8ヶ月程度のメスの可愛い子猫。金曜の18時頃に我が家にやってきましたが、あいにく土曜日の午前中はAZ-104の受験日。試験勉強でバタバタしており、猫とゆっくり触れ合う時間はほとんどありませんでした。申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、猫の方も初めての場所に緊張していたのか、ケージの中で静かに過ごしていました。
初めてのお泊まり、ご飯とトイレ、そしてケージの秘密
金曜の夜はほとんど構ってあげられなかったにもかかわらず、少しずつご飯を口にしていました。環境の変化で食欲が落ちる猫もいると聞いていたので、様子を見ていたのですが、少しでも食べてくれたので安心しました。おしっこは移動の間我慢していたのか、たくさん出ていました。
初日は、子どもたちが小さいときに使っていたおねしょ防止の防水シーツでケージ全体を覆っていました。団体からは、使っていない毛布等で全体を覆うことをアドバイスされていたのですが、家にあるもので間に合わせようと思い、防水シーツを出してきたのです。
なぜケージを覆う必要があるのかというと、主に下記のような理由があります。
猫が落ち着ける場所を作るため: 猫は暗くて狭い場所を好む習性があります。周りを覆うことで、外の刺激を遮断し、安心して過ごせる空間を作ってあげることができます。特に、新しい環境に来たばかりの猫は不安を感じやすいので、覆ってあげることで落ち着かせることができます。
防音対策: 猫は聴覚が優れているため、人間には聞こえないような音でも敏感に感じ取ります。ケージを覆うことで、外部の騒音をある程度遮断し、猫のストレスを軽減することができます。
寒さ対策: 冬場などは、ケージを覆うことで保温効果も期待できます。
今回の場合は、新しい環境に慣れてもらうこと、そして夜間は静かに休ませてあげることを目的として覆っていました。
ドタバタ試験からの解放!猫との初めての触れ合い、そして娘の成長
土曜日は試験が終わってから、ようやく猫とゆっくり向き合う時間ができました。最初はケージの中で少し警戒していましたが、徐々に慣れてきた様子。日曜日は、ケージの入口を開けた状態で、娘がねこじゃらしで誘導しながら外に出しました。最初はガラス窓に映る自分の姿にびっくりしていましたが、すぐに娘とねこじゃらしで遊んでいました。
最初は少し戸惑っていた猫も、娘が優しくおもちゃを振ると興味津々。
猫じゃらしで遊んだり、ボールを追いかけたりと、楽しそうに過ごしていました。
特に、顎の下を撫でてあげると、気持ちよさそうに首を伸ばしてくる仕草がなんとも可愛らしいです。
この週末を通して、一番の功績は間違いなく小3の娘です。
猫が我が家に慣れるように、積極的に遊び相手になってくれました。
トイレの世話やご飯の準備なども、率先して手伝ってくれました。
猫と触れ合うことで、娘の表情もとても穏やかになり、優しさが増したように感じます。
初めての猫との生活で、家族全員が戸惑うこともありましたが、娘が猫のお世話を通して責任感を学び、優しさを育んでいる姿を見て、本当に嬉しくなりました。猫を飼うことは、子どもたちにとっても良い影響があるというのは本当ですね。
個性豊かな猫との生活、そしていずれ来る別れの日
まだ数日しか一緒に過ごしていませんが、猫にも個性があることを実感しています。臆病なところもあれば、好奇心旺盛なところもあり、見ていて飽きません。約1ヶ月の預かり期間とのことですが、別れの日は少し寂しくなるかもしれませんね。
今回の経験を通して、改めて動物と暮らすことの素晴らしさを感じました。もちろん、お世話は大変なこともありますが、それ以上に得られるものがたくさんあります。特に、子どもたちの成長にとって、動物との触れ合いはかけがえのない経験になるでしょう。
今回の猫との出会いは、私たち家族にとって、忘れられない思い出になりそうです。この経験を機に、今後も動物保護について、何かできることを考えていきたいと思います。皆さんも、もし機会があれば、保護猫の預かりボランティアを検討してみてはいかがでしょうか。きっと、素敵な出会いと、心温まる経験が待っているはずです。