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日記 蒲郡の温泉とオーシャンがビューすぎるラブホ 2024.12.14
・蒲郡市に行った。仕事で。夕方からの仕事だったため早めに行って楽しむことにした。蒲郡といえば温泉である。温泉に入ってから仕事。いいじゃないか。天気もよく素晴らしい日だった。若干寒すぎるかもしれないが、温泉へのいいスパイスになるだろう。そういえば蒲郡は「がまごおり」と読みます。冷静に見てみると絶対読めない漢字してるな。
・それはそうと行きがけのサービスエリアでたくさん食べてしまった。トラックの運ちゃんが多く集まるところのメニューはボリュームがすごい。忘れてた。想像よりデカくて結構満腹になってしまった。身体を貫く冬風にこの暖かさは効く。
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・圧倒的に鄙びている。建物も道も。今日来たのは蒲郡温泉のなかでも西浦ではなく三谷の方なのだが、こんなに鄙びているところとは思わなかった。全ての看板が色褪せていて、営業しているのかわからないくらいだが、この雰囲気は大変好みだ。
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・いろんなホテルが密集しているのだが、適当に選んで入った。確か明山荘って名前だった気がする。中はレトロながらも綺麗で、温泉は柔らかな水質。客層は100%おじさんとおじいさん。なんて落ち着く空間なんだ。風呂上がりにお茶だけで構成されたドリンクバーからそば茶を飲む。キンキンに冷えていて体の中身がスッと浄化される。おばさまたちはよもぎ茶のよもぎっぷりに興奮していた。
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・駐車場から海を臨む。水平線までくっきりと輪郭が残るほどに空気は澄んでいて、水面は直視できないほどに冬の太陽からの光を放っていた。なんだかすごく静かだ。ここだけ外界から取り残されているような静けさに体が止まる。
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・いい気分で海沿いの道で車を走らせていると一軒のラブホテルが見えた。建物自体は普通。しかしその立地が気になる。あまりに海沿いすぎるのだ。ほぼ砂浜の側に建てられている。オーシャンビューすぎるだろ。マップで調べたところ、ルー・ヴィナリゾートホテルというらしい。
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・気になって公式サイトを見たところ、そのまんまオーシャンビューを売りにしただそうだ。部屋の写真からそのビューっぷりが伺える。なんならよく見ると砂浜に歩行者が見える。大丈夫かそれは。絶対に見えるようにやるやつがいるだろ。
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・しかしいい部屋だ。普通に泊まりたい。ラブの要素を取っ払ったホテルを運営してほしい。
・その後はラグーナテンボスで海鮮丼を食べた。なぜか酢飯がおこわのように固まっていて食べづらかったが、全体的には美味しくて満足だった。あら汁もうまいうまい。若い女性店員に絡み続ける常連風のおじいさんがいて、大変深い趣を感じた。窓の外に見える馬鹿でかいクルーザーが、格差社会を示していた。
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・これから仕事なんて信じたくないほど満喫してしまった。しかし現実は非情。僕は温泉と海鮮丼で温まった体と心を冷やさぬよう、なるべく高いテンションで仕事場へと向かった。
以上、またいつか。
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