納屋橋酔いどれふらふら日記。昼飲みデビュー編
天井がぐるぐると回る。ごうごう、無機質な空調からの冷風が酔いに酔って熱った体を逆撫でていく。僕は完全に酔っていた。
日々の目まぐるしい仕事を達成したご褒美に県内のビジホにわけもなく泊まる、という癖がある僕はこの日、名古屋クラウンホテルにチェックインしていた。
兼ねてから昼飲みに憧れがあった。休日に名古屋を歩いていると傍目に見えるサラリーマンをリタイアした老兵たち。そして何の仕事をしているのか分からないあやしい男たち。彼らは白い陽射しを浴びながら大きなジョッキを嬉しそうに傾