これからの「野球の楽しみ方」を考える
ベイスターズ主催で、「Next Ballpark Meeting オンライントーク ―野球を楽しむ #うちで過ごそう アイデア会議」が開催されました。
ベイスターズOBの荒波さんと、noteを中心に様々な情報発信をされている最所さん、そして球団広報の河村さんがお話されるのをYoutube Liveで見つつ、参加者がチャット欄でリアクションしていく…という構成でした。
野球関係のコンテンツをライブで見る、かつ他の参加者の方々と一緒に…というシチュエーションがあまりにも久しぶりだったからか、今日は朝からワクワクしていて。
(選手や各球団のインスタライブとかを除くと、それこそ3月の練習試合ぶりの生配信だったかもしれません)
開幕時期がなかなか見えない中で、どのように野球を楽しんでいくのか。
アイデアを考えたり、他の参加者のアイデアに触れたりするのが楽しかったので、自分の考えをここにまとめてみます。
スポーツ観戦のあり方が大きく変わるかもしれない。
先日Schooでも「5Gで変わるスポーツ観戦」という番組の配信がありました。
その中で印象に残ったのは、
・プロスポーツが開幕しても、今までのように定員いっぱい観客を入れることはおそらく難しい。5万人ぐらいの定員に対して、チケットの販売は1万枚程度になるかもしれない。
・そうなるとチケットもすべて「プレミア」がつき、現地での観戦は「ハレ」のイベントになる。
・5G・AR/VRの進化によって、スタジアム以外の場所で観戦する時に近い臨場感が味わえたり、場合によっては今までできなかった体験を得られる可能性がある。
…といった趣旨のお話でした。(若干うろ覚えです、すみません。。)
「開幕するまでの時間をどう過ごすのか」だけでなく、開幕してからも無観客試合として行われたり、なかなかチケットがとれずに現地観戦が難しい状況も続くと思うので
「野球を家でどう楽しむか」というテーマは、長いスパンを見据えて考えていく必要がありそうです。
観客として楽しむために。
どうしたら家にいながらにして、野球を楽しむことができるだろうか。
いろいろなアイデアを出そうとすると、自然と現地観戦していた時のことを思い出します。
ーーー楽しみは家を出る時から始まっている。今日はどのユニフォームを着ようか、ユニフォームに合わせる服装はどうしよう、先発はあの選手だからタオル持っていかなくちゃ。
電車が球場に近づくにつれ、ファンとおぼしき乗客の人数が増えていく。関内駅も日本大通り駅も、発車メロディやポスターなどで気持ちを盛り上げてくれる。
グッズショップをのぞいて、今日のスタジアムグルメはどれにしようかコンコースをぐるぐる回って、試合前練習やマスコット・チアのパフォーマンスを眺める。
スタメン発表でテンション上げて、最初の一球目を固唾を飲んで見守る。登場曲聞いてワクワクして、応援歌やチャンテ歌って、結果に一喜一憂する。隣に座っている初めましてのひとともハイタッチする。
勝った日はホクホクしながら、負けた日はちょっとしょっぱい気持ちを抱えて電車に乗る。地元まで戻ってきても同じユニフォーム着たひとがいたりすると、ちょっと嬉しいーーー
試合を見るだけならテレビ中継があれば良いけれど、現地観戦にはそれだけではない色々な要素が詰まっています。
ざっくり分けると、「五感」と「つながり」なのかもしれません。
「五感」のひとつとして、たとえば「味覚」。スタジアムグルメのお取り寄せができたら、家でもベイスターズエールを飲みながら、ベイ餃子をつつけそうです。ハイタッチの感触やスタジアムの熱気、浜風のような「触覚」はかなり再現が難しいと思いますが。
「つながり」はみんなで一緒に応援している、という感覚。
これは「スタジアムにいる3万人」だったり、「一緒に見に来た仲の良いひと」だったり、双方の意味合いがあると思っています。
Zoom飲み会の延長で、中継を見ながら他のひとの応援が聞こえたり、もしくはクローズドなグループでやんややんやと盛り上がることができたら面白そうです。
*これをいますぐできるレベルで実現されているのが、 #ひとり大声援 かと。これものすごく好きです。
チームと選手のために。
もう一つ視点として持っておきたいのが、「現地に足を運べないなかで、どうやってチームと選手を応援するのか」ということ。
これはもはやスポーツ界に限ったことではありませんが、観客動員ができないことによる減収はとてつもなく大きいですし、経営面や選手の契約更改への影響が心配です。現地に足を運べなくとも、もし上記に書いたような自宅で野球を楽しむための施策で何かしらマネタイズができると良いのでは、と思います。
また選手にとっても、いつになるか分からない開幕に向けて黙々と自主トレーニングに励むことは、いくらプロといえどモチベーションの維持が難しそうだなと想像します。荒波さんによると選手たちもファンレターに目を通したり、SNSで自分の写真を見たりするそうなので、最所さんの #公開ファンレター のように発信を行っていくことで、少しでも力になればと思います。
できることから少しずつ。
久しぶりに野球にどっぷりと思いを馳せる、良い時間になりました。
球団でやって欲しいな、ということもあれば、すぐに実行に移せそうなアイデアも聞けたので、日々の生活の中で野球を楽しみたいと思います!
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