Rebelle7でマニュアル見ないで描いた初鉛筆画の話
これは、私にとっては原始の海のアミノ酸の塊。
私が「私の描き方」という生命を生み出すきっかけの、最初に生命の元になったアミノ酸の塊である。
すべての(私にとっての)生命(私の描き方)はこのアミノ酸の塊(鉛筆画)から始まった。
それまでは、一般的な漫画絵の描き方でなんとか適応しようとしていた。
しかし、適応障害で離脱した。
(その後も適応障害は原因を変えて何度も起きることになった)
最初の適応障害から離脱した後に漫画絵に再び戻った時、もう一般的セオリーの漫画絵の描き方にこだわらないことにした。
その始まりがこのアミノ酸の塊(鉛筆画という描き方)だった。
こういった鉛筆画を描きながら当時の私はモノには輪郭線がなく、ただ陰影の濃淡のみがあるだけであることを理解した。
正確に言えばリアルデッサンでは元々そう理解していたが、漫画絵でも同じとは思っていなかったのだ。
漫画絵の絵柄で輪郭線で描かないように描かないようにとしていった末にその「私にとっての真理」に到達した。
一見輪郭線として見えるラインも実は陰影の成れの果てだった。
リアルデッサンだけではなく漫画絵でもそれはまったく同じというのは、「自分にとっては」新たな発見であり真理なのだった。
そしてそれは以降の私の描き方の根本原理であり起源である。
よって、この鉛筆画の描き方が、私にとっての原始の海を漂うアミノ酸の塊なのであった。