幸せな日常
足が遠のくには理由がある
なんだかんだと久しぶりの実家。
嫁に出ている身なので、頻繁に帰れるわけじゃない。
とはいえ、別にすごく遠くに住んでいるわけでもない。
喧嘩したわけでもないし、ごくごく普通な関係。
父と母と2人で生活しているので
わたしにとってこの状態は大変ありがたいと思っている。
のに…、しばらくメールやり取りばかりが続いた。
メールを教えたのは妹
PCも携帯電話も必要ない人生を生きてきた親世代。
スマホ?う~ん必要あるか??
そりゃそうだ。
でも携帯は持っていてね。今じゃ携帯は命綱だよ。
メールの打ち方を教えたのは大阪に住む妹。
始めはすごく短かった文章も、だんだん絵文字が増え
長ーい文章になってきた。
今回帰ってきたのは年賀状印刷のため
年賀状の印刷大丈夫?
無理して自前のプリンターで印刷することないんだよ。
今、少ない数でも印刷してくれるし、安いし。
でも、できなかったら手伝うから言ってね。
そんな内容のメッセージを送ったのはちょっと前。
何となく予測ができた。 …だってさあ。
やってみるよ~という軽い返事から2週間。
やはりSOS。だよね…
平和な時間を過ごせる幸せ
ジー、ジー、ジー
「おお!印刷できたか」
そりゃそうだよね。
PCも何カ月も立ち上げなければ更新プログラムが…。
ま、そんなことはどうでもいい。
春先に医者に命の保証はないと言われた父と
別の先生に画像に△△が…と診断された母が
今 立って歩いている幸せ。
無邪気な笑顔で「助かった〜ありがとう〜」
と言いながら仲良く…ん?喧嘩しながら
プリントアウトした年賀状を数えている
二人の姿が平和だった。
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