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明日に希望をつなげる
以前、生徒さんから
「父は91歳になりましたが元気にゴルフをしています」
というお手紙をいただきました。
その生徒さんのお父さん(88歳)とラウンドしたときの話です。
私がゴルフ場にいたときのメンバーさんで
エイジシュート(自分の年齢よりも少ない打数でまわること)を
何回も達成されている方でした。
ひとつひとつの動作とお話から
ラウンド中の見ている景色が印象的でした。
その中でも最終ホールのショットは心に残る思い出です。
最終ホールのティーショットが意味するもの
最終ホールのティーグラウンド。
距離が長く打ち上げていて距離が出ないと厳しいホールです。
その方が手に取ったのは3番アイアン。
3番アイアンはスイングスピードがないと
ボールもあがらず飛距離もでにくい難しいクラブです。
ドライバーの調子が悪いわけでもなく
クラブ構成として代わりになるウッドも持っていたので
不思議に思っていました。
そして3番アイアンでしっかり当たったボールは
フェアウェイ中央へ。
ですが、打ち上げもあってあまり転がらず
次のショットでもグリーンには届かない場所でした。
「なぜ3番アイアンを選んだんですか?」
とその理由を聞いてみました。
「最終ホールでね、3番アイアンが打てるかどうかは
私のゴルフのバロメーターなんです。
ちゃんと打てた。
明日もゴルフができる、ってね。」
視線の先にはゴルフを始めたばかりの娘さんの姿がありました。
自分のゴルフへの挑戦
娘さんとのゴルフの時間
そんな思いをのせたショットだったのかもしれません。
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保管してあった手紙を読み返す機会があり
これも何かのメッセージなのかもと
私も自分自身に挑戦し続けようと
心を引き締めました。
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