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練習場のようにコースで打てない原因と練習方法
「練習場のようにコースで打てない」
「コースに出ると上手く打てない」
「コースに出るとスイングが変わる」
そういった悩みをよく聞きます。
その場合の原因としてメンタル面や技術面などがありますが
今回はコース戦略の面から書いていきたいと思います。
ラウンド経験が少ない人でも
経験値を積み重ねられるような練習方法もお伝えします。
コース戦略からみた原因
なぜ練習場のようにコースで打てないのか
結論から言うと練習場で練習のための練習をしていることが
大きな原因です。
実践で使えるショットを練習する必要があります。
ゴルフはテニスや卓球と違い
相手に対してボールを打つことはありませんよね。
ただゴルフの場合はコースを相手に挑戦していくゲームです。
そこには戦略が必要になります。
戦略のための3ステップで詳しく解説します。
戦略のための3ステップ
戦略を考えるときに次の3つの手順を踏んでいきます。
1.状況判断
2.選択
3.実行
1の状況判断は
これから打つボールがどういう状態にあるのか
次のショットのベストポジションはどこか
リスクがあるルートはどこか
芝の長さや向き、傾斜、風の向きなど
それらを判断します
2の選択では
1から判断したものに対して
ルート、目標地点、距離、弾道、クラブ、スイングを選択します
3の実行では
選択したものを決断してショットします
風や傾斜、芝の状態から目標地点までを計算した距離
傾斜などから考えられる弾道
それに見合ったクラブとスイングといった手順になります。
この手順は狙い通りのショットをするためのものでもあります。
ミスを疑ってみる
普段の練習は3の実行『ショットをする』にあたりますよね。
「コースに出ると上手く打てない」と悩んでいる人は
1と2のミスをしていないか振り返ってみるといいかもしれません。
本当にスイングのせいなのか?
選択に無理はなかったか?
判断を誤っていないか?
そして3のスイングを決断できていたのか?
ここでいう決断とは結果を受け入れる心の状態と捉えます。
「短いかも」と悩みながら打てば力みを生じます。
コースに出るとスイングが変わるという人は
「短くてもアプローチは寄せやすい場所だから大丈夫」
という気持ちで打つといいでしょう。
いや、短かったならミスでしょ?
と思う方もいるかもしれません。
そこでショットの役割について考えていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1737537619-O8fenchkQaVAiIzHR63pxMYw.png?width=1200)
ショットの役割
そのショットはなんのために打つのでしょうか?
グリーンに近づけるため?
ナイスショットを打つため?
ひとつの考え方として
『次のショットのため』があります。
『次のショットのため』と考えたとき
気持ちの良いショットができてもその役割を果たせるとは限りません。
逆にあたりが悪かったとしても
次のショットが確率の良い場所にボールが
あれば役割を果たせたといえるでしょう。
役割が果たせたかどうかで考えれれば『ミスした』という
ネガティブな感情も起きにくいかと思います。
ミスしたという感情はそのあとのプレイにも影響しやすいですから
フラットな気持ちで受け入れていきたいですね。
実践のための練習方法
ここまで読んで
「いや、初心者だからそんなレベルじゃないんだ」
と思った方もいるかもしれません。
コース経験が浅かったりすると
3ステップの状況判断や選択は難しいですよね。
でも大丈夫です。
初心者であれば状況判断も選択も1つずつ
できるようになっていけばいいんです。
選択肢はむしろ少ないほうがいい。
迷わず決断できますから。
そして手順を意識して実践していけば自ずと選択肢は増えていきます。
では練習場でどんな練習の仕方をすればいいのか。
さきほどの3ステップを取り入れていきます。
状況判断では
風はどっちから吹いてる?
練習場は平らに見えるけど上ってるかも?
右と左の奥行きはどっちが深い?
マットのへこみは?順目になってる?
といった観察する力を使います。
(観察力についてはまた別記事で詳しく書きますね。)
選択では
アプローチの練習をするときは
どんな弾道で寄せるのか考えてみる。
どこに落としてどのくらい転がすのか。
あの看板にキャリーであてるとしたら何番だろう?
など。
そして一番やってもらいたいのは
点で狙いを定めることです。
レッスンの時、練習場でどこを狙っているか聞くと
「まっすぐ」や「真ん中」といった
だいたいあの辺という幅を持たせた狙いにしていることが多くあります。
幅を持たせてしまうと正確な構えはできません。
正確な構えには集中力も必要になります。
『針の穴に糸を通す』
そういった気持ちで狙いを定めた練習をしていれば
確実にコースで活きてきます。
まとめ
今回はコース戦略の面から練習場のようにコースで打てない原因と
練習方法について書いてみました。
明日からのゴルフに役立ててもらえれば嬉しいです。