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MY STORY#4 霊能力は誰にでもある

自分の霊性を自覚してから3年が経った。「普通の人間のフリをやめろ」と衝撃の宣告を受けてからすぐ基本的なエネルギーの扱い方を学び始めた。

半信半疑で参加を決めたものの、全3回の講座の1回目で早速「じゃ、自分のエネルギーで水の味を変えてみましょう」と突然言い渡されてフリーズした。氣はこうやって練るといいよ、じゃあやってみましょう。簡単なレクチャーを受けたものの、実践が早すぎる。

え?もっと、理論とかやり方とか、そういうのないの・・・?

戸惑いながら、手渡されたミネラルウォーターの入った2つの紙コップを見る。比較実験だ。1つはそのまま何もせず、もう1つに練り上げた自分の氣(エネルギー)を入れる。自分の氣を練る方法は「周天」といいます。これは煉丹術(気功法)のひとつです。

意図すれば、そうなる

スピリチュアルの極意は、極々シンプルで単純明快ゆえに難解でした。私たちは普段の生活の中でレシピとかマニュアルとか、とにかく理論立ててやり方を説明されることに慣れているのだと気付く。例えば、スピリチュアルというものに関して、確立された「理論」があってそれを教えてもらえるのだと思っていた私は面食らった。

理屈はいらない。意図すれば、ただ、そうなる。

火に水をかければ消える。なぜ水をかけると火が消えるのか、そんな小難しい理屈はいらない。水をかければ火は消える。ただそれだけ。

つまり、スピリチュアルとはそういうものです。

とりあえず、言われたとおりに周天を行って氣を練り上げ、水に自分のエネルギーを入れる。これでいいのか、できているのか、わからないまま周天する。片方のコップの水に、私のエネルギーが入った。

飲み比べると、確かに味が変わっている。

特別な修行などなく、初めてで、こんなに簡単に水の味が変わるのか!この体験は「スピリチュアルは特別な能力者が行うもの」という私の思い込みを瓦解させるには充分でした。

スピリチュアル能力は誰にでもある

霊感、第六感、総括してスピリチュアル能力(以下スピ能力)と呼びますが、本人に自覚がなくても「スピ能力」は備わっています。

以前の私のように「私は見えないから霊能者じゃありません!」と自分で見えない・聞こえないと暗示をかけることで、その能力は閉じる。見えない、聞こえないと自分で宣言し、そのように意図しているから、そうなるのだ。

逆に自分の潜在能力を開こうとすれば、開いていく。

言葉にしなくても、目の前にいる人が怒っているとか、なんか機嫌が良さそうだ、というのを私たちは言葉を交わす前から自然に感じ取り、「わかって」いる。

これはリーディングという、立派なスピリチュアル能力の一種です。

一般に、男性よりも女性の方がこうした能力が高いのは、魂をあの世から自分の体内に迎え入れて十月十日でこの世に生み出す、「出産」ができるためとも言われています。

多くの人が「幽霊は怖いから見たくない」と言います。私もそうで、神様とか龍とかそういう存在を見てみたいという気持ちがありながら、一方で幽霊が「見えて」しまったら、それはとても嫌だ。

これはアクセルとブレーキを一緒に踏んでいるようなものなので、能力が開花していきません。

スピ能力の開花には、こうしてしばしば「自分の気持ち」と向き合い、そのブロックを外すという作業が必要になります。必然的に内観したり、自分で自分に課している【心の設定】を必要に応じて設定変更する必要があるのです。

スピリチュアルとは「総称」

スピ能力は誰にでもあるものですが、これは料理と同じで、料理人にもまったくの素人から三ツ星レストランのシェフから達人までその練度には個人差があります。

料理には和食、洋食、中華などジャンルがありますが、スピリチュアルもこれと同様に、神社仏閣などの和もの、宇宙系、心霊・オカルト系、マリア・天使系、ムー・アトランティス・レムリアや古代文明から、引き寄せ、潜在意識、量子力学など、とにかくジャンルは多岐にわたります。

また料理というジャンルの中でも「すし職人」や「パティシエ」など専門技術者がいるように、霊媒師、シャーマン、陰陽師、占い師、ヒーラー、チャネラー、導師 等それぞれの領域に特化したスピリチュアルワーカーがいるわけです。

白神みどりこは、巫女タイプ

じゃあ、私は何タイプなんだろう?とスクールで質問してみた。スクールを卒業した後も、自分で自分を観察してみるなかで気付きは大いにありましたが、私は仏教より神道に縁が深く、高次のメッセージを降ろす巫女タイプ。

ケプリ夫人の能力分類では、3分類すべてに属するマルチタイプ。どこか1つに能力特化しているわけではありませんが、その分1人でほとんど対応可能な便利なタイプです。

ただこれは、本人の基本的な資質ではありますが、魂や能力の成長段階によって新しい要素が付加されていくように思います。RPGでレベル上げしていくと、ゴーストタイプの技しか使えなかったのにエスパータイプの技も習得できた、みたいな感じでしょうか。

私の場合は、日本の神々との縁が深く最初の2年はほとんどお寺に行きませんでした。それが時が経ち、経験を重ねるにしたがって、仏様とのご縁が深まってきました。仏様とは「人々を救う」存在です。

観光気分で参拝していた神社にも、実はすべてに意味があり、導かれて行っていたのだと自覚すると、さらに行く先々で「お仕事」が発生するようになりました。見えない存在たちからの依頼です。

普通の人が尻込みするような荒れた場所にも出かけることもありました。私はどうやら、もって生まれた気質が「癒し」であり、お参りすると慰霊と鎮魂になるのだと教えてもらいました。

神社仏閣に行った際に、自然に手を合わせたくなってお参りした場所が実は慰霊碑や水子供養、無縁仏をお祀りする場所だったと後から気付くことはとても多いです。(あまり自分から積極的に参拝しないでくださいね)

何らかの理由で成仏できない方に対して、その未成仏の想いを昇華するためのエネルギーを作り出せるのも、豊穣の神・豊受と縁のある魂だから、と。見えない世界においても、無から有を作り出せる能力は稀有らしいのです。

最近では京都に引っ越してきたことがスイッチとなり、「陰陽師」についての呪術や自分の過去世のルーツを辿る流れが出てきました。

今の私ができることを挙げていけば、霊能力者(霊媒師)、シャーマン、ヒーラー、チャネラー、と自己紹介することになるでしょうか。

なんだか逆に紹介できてないですね。笑

スピリチュアル能力は自覚すると開く

このようにスピ能力は自覚し、開こうと思えば徐々に開いていくことができます。また出産や臨死体験など、大きな体験がトリガーとなって一気に能力が開く場合もあります。

霊的な潜在能力は過去世での経験も考慮されるので、どこまで力を使えるようになるかは未知数ではありますが、スピリチュアルをライトに楽しむのも、どっぷり浸かって高みを目指すのも、どちらもいいものです。

スピリチュアルを肯定できないという人でも、私たちのすぐ隣には当たり前のように「見えない世界」はあるのです。



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