コラボ作品集『名月2021』2
140字小説
『同じ月』
十五夜。
今頃故郷では月見をしているだろうか。
今でも近所の子供達のために、縁側に団子を飾っているだろうか。
おれもガキの頃は目一杯食いたくて、手伝うと言ってはお袋と一緒に夢中で丸めたな。歪な団子を見て、親父が笑いを堪えてたっけ。
今夜はワンカップ片手に、同じ月でも眺めるとするか。
短歌
子であれば親であればの歳月に
人のこころが見る名月か
俳句 Kusabueさん
140字小説 悠凜さん
短歌及び画像制作 吉田翠
2017年から18年にかけての一年間、俳句と140字小説と画像のコラボレーションをおこなってきました。
今回、久しぶりのコラボです。
このコラボ作品集2では、Kusabueさんが詠んだ俳句(ヘッダーに記載)に悠凜さんが140字小説(十五夜)を合わせ、わたしがイメージ画像を作りました。
投稿は画像制作者がおこなうという流れです。
また今回は短歌も加える事にしました。
コラボ作品集『名月2021』1では、悠凜さんとわたしが逆になっています。
トリコロールコラボ マガジン
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